キノコはよう分からんですね

2015年07月12日 | キノコ


毎年この頃になると出る、イグチ。食べられるかどうか、今一つ不安なので、ここ数年は獲ってきては写真に撮り乾燥させて保存・・・の繰り返しになっています。 大きさは結構「かさ」があるんですね、15cm長の立派なものです。乾燥させるといい香りはするので、食べたいのですが、自信がない。豊漁の年の乾燥物は、まだいい香りがしています。
図鑑で調べてもわからない。毒かもしれないし、うまいのかもしれない。とにかく、イグチ類はボリュームのある菌体で、管口部、と言って傘の部分が細かなストローのようなものの集合体となっておりまして、いわばスポンジのようなもの。



  今年は天候が今一つで、待ち望んでいたタマゴタケも、小さなものがわずか一本出ていただけでした。それも見つけたときはすでに萎びてしまった状態。

 このイグチも(名前がわかりませんので、香りイグチ、と言っておくことにします。)、大きかったのですが一本しか生えておらず、しかも元気がありませんでした。

 傘の裏側です。

 例年のものと比べると、張りが全くありません。天候の影響なのか、湿ってくたーっとしていますので、とりあえずザルにとって乾かすことにしました。

ところが!です。

 翌日見てみると、キノコ全体がドロドロに溶けているではありませんか。


 管口部に産み付けられた、コバエの卵が一斉に孵ったせいで、哀れ香りイグチはコバエの協力な消化酵素によって敢え無く溶かされていってしまったのでした。黄色い幼虫が、溶けた傘の海で蠢いています。



 敷いておいた白い紙にもドロドロがついてしまっています。

 イグチ類を食べる時、成菌にはこうしたコバエのタマゴがびっしりと産み付けられていることが多いので中毒や食あたり(キノコ毒より虫の毒)を注意したほうがよさそうです。



森林ボランティアについて調べるーその3

2013年01月29日 | キノコ
 文字の打ち方は判ってきたので、今度は写真を入れるのに挑戦して見ます。



できました。
これは、去年の7月に近くの通り道で発見したタマゴタケを切り分けたものです。

タマゴテングタケなどの猛毒キノコとは違い、テングタケ科で唯一食用になる美しいキノコです。こうして切り並べた写真を
見ると、リンゴの切ったやつみたいですね。料理しますとこのきれいな紅黄色が煮汁にそのまま染み出して、味付けはお好み
次第、まずは色で味わう料理になります。
軸の部分よりも傘のところが美味しいという方もいるようですが、私MH(マウント・ヒル)はどちらも好きな食感です。
そもそも、このキノコ、運がよくても一年に2~3本しかとれないし、まるで宝石みたいな貴重品。MHにとってみれば、ですが。

普通に食べてしまえば あっという間なので、 よく見つけたな、えらいぞ自分、と一人ごとしながらじっくりと味わっておりました。


 MH(これから私、といわずこういうことにしました。何かネットの住人になれたみたいな気がするもので)は森林ボランティア
というキーワードでこの世界に足を踏み入れたわけですが、他の人の活動の様子から想像するに やはり 愉しみ がないと長続きしないでしょう。

まずはできることとして、 チェーンソー のメンテナンスから始めてみます