ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

Peabo Bryson & Roberta Flack ‎– Tonight I Celebrate My Love(1983年の洋楽 Part43)

2019-11-28 22:32:27 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart43はPeabo Bryson & Roberta Flackの"Tonight I Celebrate My Love"。邦題は「愛のセレブレイション」。
最高位は11月5日と12日の第16位。年間チャートは年度の途中にもかかわらず1983年の96位。最高位こそ16位といまいちでしたが、最終的にHot100に29週間滞在するロングヒットでした。

さて、ソウル大物シンガー同士のデュエットソングですが、本命はやっぱりこの曲でしょう。
まずはPeabo Bryson、デビューアルバムのリリースは1976年、R&Bチャートでは人気で、アルバムを出せばTop10級のヒットとなりますが、しばらくはレギュラーチャートでのヒットには結びつきませんでした。
その初めてのTop40ヒットがこの曲になります。以外にもこの曲がTop40初登場なのですね。
彼のソフトな甘い声は、バラード向き、特に、バラードデュエット向きなのでしょう、1991年にはディズニー映画「Beauty and the Beast」の主題歌をCeline Dionと歌い最高位9位。翌年には同じくディズニー映画『アラジン』の主題歌"A Whole New World"をRegina Belleと歌い、ついにNo.1を獲得します。今でも活躍しているようですね。

そしてRoberta Flack、彼女のことは洋楽ファンならもちろんご存知ですよね。
デビューは1969年。ファーストアルバム『First Take』はリリース当時はヒットしませんでしたが、1971年にリリースした4枚目のアルバム『Roberta Flack & Donny Hathaway』は初めてヒット、そして翌年、ファーストアルバムに収録されていた"The First Time Ever I Saw Your Face"「愛は面影の中に」が映画音楽で使われ、6週間の1位を記録する突然の大ヒット、なんと年間チャート1位を獲得します。その後は大歌手の道をまっしぐら、1973年には"Killing Me Softly with His Song"でNo.1、翌年1974年にも"Feel Like Makin' Love"がNo.1、1978年にはDonny Hathawayとのデュエットソング"The Closer I Get to You"が2位と、大ヒットを連発します。ピーボ・ブライソンよりもだいぶ年上ですが、まだ健在のようです。

"Tonight I Celebrate My Love"ですが、Peabo BrysonとRoberta Flackの二人の共作アルバム『Born to Love』収録曲。全編二人の歌を聞くことができるアルバムです。"Tonight I Celebrate My Love"の作者はGerry GoffinとMichael Masser、Michael Masserはこの曲のプロデュースも担当しています。
日本でもテレビCMで使われるなどヒットしました。



コメント (12)
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