1983年6月4日付ビルボード All American Top40、2週目の1位はIrene Caraの"Flashdance ... What A Feeling"、映画『フラッシュダンス』の主題歌です。Irene Caraですが、1980年のこちらも映画『フェーム』の主題歌で最高位4位を記録して以来の2曲目のTop5ヒット、もちろん初めてのNo.1獲得です。
1週間の1位からダウンして2週目の2位はDavid Bowieの"Let's Dance"。David Bowie、Top40には1976年に10位を記録した"Golden Years"以来の登場(Queenとの"Under Pressure"を除きます)。1位では1975年の"Fame"以来2曲目となります。
3位は3週間の4位からアップ、Men At Workの"Overkill"。新人で"Who Can It Be Now?"、"Down Under"と2曲連続のNo.1を記録、この曲で3曲連続のTop5入りです。
4位は8位からアップ、Culture Clubの"Time (Clock Of The Heart) "。アメリカでのデビューシングルで2位を記録した"Do You Really Want to Hurt Me"に続く2曲連続のTop5ヒットです。
5位は前週と変わらず4週目の5位、Thomas Dolbyの"She Blinded Me With Science"。イギリスではヒットを持っていますが、アメリカでは初めてのヒットでTop5入りです。
この週6位からダウンしての8位はPrinceの"Little Red Corvette"。
最高位は5月21日と28日の6位、年間チャートは25位。1979年に最高位11位を記録した彼の初めてのヒットシングル"I Wanna Be Your Lover"から4年ぶりのTop40ヒットで大ヒットとなりました。
Princeですが、デビューアルバムは1978年にリリースした『For You』ですがヒットせず、2枚目のアルバム『Prince』が彼の実質的なデビューアルバムと言っていいでしょう、最高位22位を記録するヒットアルバムとなり、前述のようにシングル"I Wanna Be Your Lover"が最高11位を記録するヒットとなります。
その時にはAT40でもだいぶ話題になりました、すべての楽器を彼一人で演奏し、曲もすべて作る天才ミュージシャンとして紹介されました。(ただ、その時は、正直「気色悪い人だなぁ(~_~)」とも思っていました(ファンの皆様ゴメンナサイ!今はそんなこと思っていませんよ))
さて、そのPrinceですが、その後出した2枚のアルバムはいまいちの売り上げ、シングルもTop40には入りませんでした。そして1982年10月にリリースされた彼の5枚目のアルバム、2枚組の大作『1999』が大ヒットします。当初はそこそこの売り上げ、ファーストシングルカットされた"1999"も最高位44位とTop40入りを逃しましたが、2枚目のシングル"Little Red Corvette"が最高位6位の大ヒット、それに伴ってアルバムの方もチャートを上昇し最高位9位(プリンスが亡くなった2016年には7位を記録、これがこのアルバムの最高位になります)、Billboard200年間チャートも5位の大ヒットアルバムとなります。超ロングヒットアルバムで、翌年の年間チャートでも22位にエントリーします。また、"Little Red Corvette"のヒットの後、ファーストシングルの"1999"が再度チャートを上昇、最高位12位を記録します。
アルバム『1999』も2枚組にもかかわらずすべての曲が彼の作によるもの。プロデュースも彼自身が手掛けています。バックバンドに初めてThe Revolutionが付きますが、それでもほとんどの楽器を彼が演奏しています。やっぱり天才ですね。
"Little Red Corvette"のギターソロはプリンスではなく、The RevolutionのメンバーDez Dickersonが弾いています。(プリンスはギターだけは苦手なのかなぁ、と思いましたが、いやいやそんなことはありません。彼は天才ギタリストでもあります。こちらをご覧ください)
この曲で初めてプリンスを好きになりました。さびの部分が大好きです。ギターもカッコイイですね。
今週 先週 song / artist
1 1 FLASHDANCE ... WHAT A FEELING / IRENE CARA
2 2 LET'S DANCE / DAVID BOWIE
3 4 OVERKILL / MEN AT WORK
4 8 TIME (CLOCK OF THE HEART) / CULTURE CLUB
5 5 SHE BLINDED ME WITH SCIENCE / THOMAS DOLBY
6 3 BEAT IT / MICHAEL JACKSON
7 9 MY LOVE / LIONEL RICHIE
8 6 LITTLE RED CORVETTE / PRINCE
9 7 SOLITAIRE / LAURA BRANIGAN
10 10 STRAIGHT FROM THE HEART / BRYAN ADAMS
11 11 AFFAIR OF THE HEART / RICK SPRINGFIELD
12 12 ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME / NAKED EYES
13 13 FAITHFULLY / JOURNEY
14 14 DON'T LET IT END / STYX
15 17 FAMILY MAN / DARYL HALL & JOHN OATES
16 25 ELECTRIC AVENUE / EDDY GRANT
17 16 PHOTOGRAPH / DEF LEPPARD
18 24 NEVER GONNA LET YOU GO / SERGIO MENDES
19 20 SHE'S A BEAUTY / TUBES
20 26 TOO SHY / KAJAGOOGOO
21 28 I'M STILL STANDING / ELTON JOHN
22 41 WANNA BE STARTIN' SOMETHIN' / MICHAEL JACKSON
23 19 I WON'T HOLD YOU BACK / TOTO
24 15 JEOPARDY / GREG KIHN BAND
25 18 DER KOMMISSAR / AFTER THE FIRE
26 27 TRY AGAIN / CHAMPAIGN
27 32 WE TWO / LITTLE RIVER BAND
28 37 COME DANCING / KINKS
29 33 THE WOMAN IN YOU / BEE GEES
30 30 THE ONE THING / INXS
31 23 STRANGER IN MY HOUSE / RONNIE MILSAP
32 34 THAT'S LOVE / JIM CAPALDI
33 40 OUR HOUSE / MADNESS
34 35 ALL THIS LOVE / DEBARGE
35 36 NO TIME FOR TALK / CHRISTOPHER CROSS
36 - EVERY BREATH YOU TAKE / POLICE
37 38 ALL MY LIFE / KENNY ROGERS
38 21 RIO / DURAN DURAN
39 39 LOOKING FOR A STRANGER / PAT BENATAR
40 44 THE CLOSER YOU GET / ALABAMA
1週間の1位からダウンして2週目の2位はDavid Bowieの"Let's Dance"。David Bowie、Top40には1976年に10位を記録した"Golden Years"以来の登場(Queenとの"Under Pressure"を除きます)。1位では1975年の"Fame"以来2曲目となります。
3位は3週間の4位からアップ、Men At Workの"Overkill"。新人で"Who Can It Be Now?"、"Down Under"と2曲連続のNo.1を記録、この曲で3曲連続のTop5入りです。
4位は8位からアップ、Culture Clubの"Time (Clock Of The Heart) "。アメリカでのデビューシングルで2位を記録した"Do You Really Want to Hurt Me"に続く2曲連続のTop5ヒットです。
5位は前週と変わらず4週目の5位、Thomas Dolbyの"She Blinded Me With Science"。イギリスではヒットを持っていますが、アメリカでは初めてのヒットでTop5入りです。
この週6位からダウンしての8位はPrinceの"Little Red Corvette"。
最高位は5月21日と28日の6位、年間チャートは25位。1979年に最高位11位を記録した彼の初めてのヒットシングル"I Wanna Be Your Lover"から4年ぶりのTop40ヒットで大ヒットとなりました。
Princeですが、デビューアルバムは1978年にリリースした『For You』ですがヒットせず、2枚目のアルバム『Prince』が彼の実質的なデビューアルバムと言っていいでしょう、最高位22位を記録するヒットアルバムとなり、前述のようにシングル"I Wanna Be Your Lover"が最高11位を記録するヒットとなります。
その時にはAT40でもだいぶ話題になりました、すべての楽器を彼一人で演奏し、曲もすべて作る天才ミュージシャンとして紹介されました。(ただ、その時は、正直「気色悪い人だなぁ(~_~)」とも思っていました(ファンの皆様ゴメンナサイ!今はそんなこと思っていませんよ))
さて、そのPrinceですが、その後出した2枚のアルバムはいまいちの売り上げ、シングルもTop40には入りませんでした。そして1982年10月にリリースされた彼の5枚目のアルバム、2枚組の大作『1999』が大ヒットします。当初はそこそこの売り上げ、ファーストシングルカットされた"1999"も最高位44位とTop40入りを逃しましたが、2枚目のシングル"Little Red Corvette"が最高位6位の大ヒット、それに伴ってアルバムの方もチャートを上昇し最高位9位(プリンスが亡くなった2016年には7位を記録、これがこのアルバムの最高位になります)、Billboard200年間チャートも5位の大ヒットアルバムとなります。超ロングヒットアルバムで、翌年の年間チャートでも22位にエントリーします。また、"Little Red Corvette"のヒットの後、ファーストシングルの"1999"が再度チャートを上昇、最高位12位を記録します。
アルバム『1999』も2枚組にもかかわらずすべての曲が彼の作によるもの。プロデュースも彼自身が手掛けています。バックバンドに初めてThe Revolutionが付きますが、それでもほとんどの楽器を彼が演奏しています。やっぱり天才ですね。
"Little Red Corvette"のギターソロはプリンスではなく、The RevolutionのメンバーDez Dickersonが弾いています。(プリンスはギターだけは苦手なのかなぁ、と思いましたが、いやいやそんなことはありません。彼は天才ギタリストでもあります。こちらをご覧ください)
この曲で初めてプリンスを好きになりました。さびの部分が大好きです。ギターもカッコイイですね。
今週 先週 song / artist
1 1 FLASHDANCE ... WHAT A FEELING / IRENE CARA
2 2 LET'S DANCE / DAVID BOWIE
3 4 OVERKILL / MEN AT WORK
4 8 TIME (CLOCK OF THE HEART) / CULTURE CLUB
5 5 SHE BLINDED ME WITH SCIENCE / THOMAS DOLBY
6 3 BEAT IT / MICHAEL JACKSON
7 9 MY LOVE / LIONEL RICHIE
8 6 LITTLE RED CORVETTE / PRINCE
9 7 SOLITAIRE / LAURA BRANIGAN
10 10 STRAIGHT FROM THE HEART / BRYAN ADAMS
11 11 AFFAIR OF THE HEART / RICK SPRINGFIELD
12 12 ALWAYS SOMETHING THERE TO REMIND ME / NAKED EYES
13 13 FAITHFULLY / JOURNEY
14 14 DON'T LET IT END / STYX
15 17 FAMILY MAN / DARYL HALL & JOHN OATES
16 25 ELECTRIC AVENUE / EDDY GRANT
17 16 PHOTOGRAPH / DEF LEPPARD
18 24 NEVER GONNA LET YOU GO / SERGIO MENDES
19 20 SHE'S A BEAUTY / TUBES
20 26 TOO SHY / KAJAGOOGOO
21 28 I'M STILL STANDING / ELTON JOHN
22 41 WANNA BE STARTIN' SOMETHIN' / MICHAEL JACKSON
23 19 I WON'T HOLD YOU BACK / TOTO
24 15 JEOPARDY / GREG KIHN BAND
25 18 DER KOMMISSAR / AFTER THE FIRE
26 27 TRY AGAIN / CHAMPAIGN
27 32 WE TWO / LITTLE RIVER BAND
28 37 COME DANCING / KINKS
29 33 THE WOMAN IN YOU / BEE GEES
30 30 THE ONE THING / INXS
31 23 STRANGER IN MY HOUSE / RONNIE MILSAP
32 34 THAT'S LOVE / JIM CAPALDI
33 40 OUR HOUSE / MADNESS
34 35 ALL THIS LOVE / DEBARGE
35 36 NO TIME FOR TALK / CHRISTOPHER CROSS
36 - EVERY BREATH YOU TAKE / POLICE
37 38 ALL MY LIFE / KENNY ROGERS
38 21 RIO / DURAN DURAN
39 39 LOOKING FOR A STRANGER / PAT BENATAR
40 44 THE CLOSER YOU GET / ALABAMA