四条大宮ジャーナル

この度の東北太平洋沖地震にて被災された方々へ
お見舞い申し上げます

クレーマー・クレーマー

2010-02-17 17:50:06 | 仕事
営業で電話をかけたりかかったりしてると、
とんでもなくクレームが多い。
クレームこそ顧客関係を強めるとか
神の声とか言う、アホな経営コンサルタントが居るが
クレーマーはクレーマーだ。
要はちゃんとしたクレーム(抗議)か、単なるイチャモンなんか
見極めることだ。見極めはとっても簡単
悪意があるかないかです、悪意のある場合はもっとデカイ
管轄に訴えるなどと騒ぐ(100%訴えないが)。

電話クレーム対応、私の場合は相手にとことん吐き出させる。
で、大概言ったところで「お怒りは身に滲みてよーく判りますが
私におっしゃったことで、その怒り半分にしてもらえませんか?」
と、まけてもらうと「せやなー、あんたに言うたところで
悪いのんはメーカーやしなー」と大体は収まる。

最悪なのは、メーカーに責任を振る、言い返そうとすることだ。
以前、逆にウチは悪くないとキレた女子社員も知っている。

こないだミナミで牛丼朝から喰ってたら、向かいのカウンターで
喰ってた、おさる似ぃのチンピラにぃちゃんが
(以下巻き舌で読んでください)
「お?なんじゃおりゃ!これなんやオラ」と店員呼びつけ
「写真見たらタクアンやんけ?おりゃ!なんで柴漬けやねんコラ!」
朝定の漬物にクレーム(イチャモン)。
「柴漬け喰えんかったらどないすんねんゴラァ!責任者出せゴラァ!」
その時間のチーフが謝ってましたが、ミナミや歌舞伎町は
場所柄、時給もっと高めにせなやれんよなぁ。
しかしツケモンでもやられるか・・・

かくいう私も一回クレームつけたことがある。
新大阪の某店で、ラーメンとチャーハン頼んだら
後から来る客に先行って、こっちはいっこうに来ない。
店員は運の悪いことに楽しく談笑しとる。
(↑クレーマーからしたら、めっちゃ美味しい光景)
「こっちまだやん!もう新幹線来んねんど!」
と小声で店員に注意。小声が大事、周りの客は悪くないんやから。

それでも腹立ったから、チャーハン単品喰って
「もう二度と来ん!」とセットの金払って店出たら
チーフらしきおっちゃんが走ってきてお詫びと
返金、商品券をくれた。
もらうつもりで言った訳ではないので、返金だけ受けたが
クレーム対応機密費(と言うのか?)は各社
結構組み込んでいるのだろう、マクドでも持ち帰り商品
間違ったら、商品券つけてウチまで持ってくるし。
クレーマーは、こういう「お詫びの袖の下」が
欲しい人も居るかもしれない、いや、居る。

ある日これも仕事のうち、とクレームを請けて某県へ行く。
「おたくからクスリ買うたけど、いっこうに良くならない」
ばあちゃん血圧高くて塩分控えてるのに、いつも塩分摂り過ぎ?
と医者に注意されてるらしい、部屋上がらせてもらって
テーブルにあるモノを凝視した。
あるものに。「おばあちゃん、塩分は?」
「そない摂ってない、医者からもきっつぅ言われてるのに」
「これは・・・?」「あっ!」
テーブルにあったのは梅こぶ茶のカンカン。
日常ずーーっと飲んでたから、気付かんかったらしい。


電話で収まりつかない時は、相手先へ行く。
顔見たらキッツイこと言わなくて、電話と違って
温和なおっさんやったりする。
ネットや掲示板でも攻撃的な書き込みしてても
本人と会ったら「あれ?」という経験はお持ちでしょう。

顔の見えないコミュニケーションは、ともすれば
人格も変えれますからね、電話のクレームでもそう。
だから、ネット同士の繋がりのみより
会って見て初めて人間を信じれますね。
ネットはあくまでもキッカケである。

ハンドインハンドなのである(なんのこっちゃ)。