7月31日投票の東京都知事選挙が終わりました。
ご支援いただいたみなさんに、心から感謝を申し上げたいと思います。
選挙結果はやはり悔しい思いでいっぱいです。
33年ぶりの野党共同候補の擁立、そして保守分裂選挙で17年間つづいてきた自公都政から転換する絶好のチャンスを生かしきれませんでした。
参院選も都知事選も、様々な角度から分析を深め、来るべき政治戦で勝利できるように、新たな一歩を踏み出したいと思います。
足立区では鳥越俊太郎さんは5万7,456票(得票率18.93%)を得ました。
この間の都知事選で日本共産党が支援した候補者の得票と比較すると、鳥越さんの奮闘がわかると思います。
33年前の1983年都知事選で野党統一候補の松岡英夫氏は当時現職の鈴木俊一氏との事実上の一騎打ちとなりましたが、その時に足立区では7万4,574票、全体で148万2,169票(得票率37.9%)を得ています。
今回、鳥越氏は日本共産党が支援した候補者としては、松岡さん以来、33年ぶりに100万票を突破して健闘しました。
ただ、直前に行われた参院選では、日本共産党4万2358票、民進党4万6183票、生活の党8384票、社民党5734票の4野党で計10万2659票を得ているので、その約56%しか得られていないことになります。支持層を固めきれず、無党派層への浸透も当選した小池百合子氏に劣りました。
実際に選挙戦をたたかう中で、今回の選挙のたたかいの困難さはこれまでに経験したことのないものでした。
足立区内の各地域から、口コミで健康や年齢問題などのネガティブキャンペーンが流されていることが連日報告されていましたが、野党共闘の力を発展させて、それらを打ち破り、鳥越候補の人柄と政策の魅力を広げきれなかった「力不足」を改めて実感する選挙となりました。
しかし、一方でこの首都・東京においても野党共闘が成立し、足立区内でも、日本共産党と民進党の衆院東京13区の小選挙区予定候補が一緒に宣伝カーに乗り、鳥越さん勝利を訴えるなど、これまでには考えられない共闘関係が短期間に築かれました。
この一歩を、大きく育て、自公政権に正面対決するたたかいを進めていかなければなりません。
鳥越さんは選挙結果を受けて、
「自公勢力に対抗するには野党がまとまらなければダメだと思う。衆院選でも統一してたたかっていただきたい」と述べました。この道に政治変革の大きな希望があります。
地方・地域からも野党と市民の共同を発展させ、
多くの有権者に、新しい政治変革の希望を感じられるものにするために、新たなスタートをきりたいと思います。