来年4月からの入園を希望する保育園見学に行ってきました。
ちょうど今朝の「しんぶん赤旗」にも、「初めての保育園」という記事が掲載されています。
認可保育園の申し込みが各自治体で始まる時期です。
「見学のときのチェックポイントは?」など、タイムリーな記事でした。
私の住んでいる自治体では11月5日から申し込みの受付が始まります。
それまでに、書類をそろえ、希望する保育園を決めて申し込む必要があります。
記事にも、「何よりも子どものことを大切に考えてくれる園がいいのでは」との声も紹介されていますが、
のびのびと、楽しく、あたたかく見守りながら育ててくれる、そんな保育園で成長していってほしいです。
私たち夫婦で見学に行った保育園は、自宅から一番近く、徒歩で20分ぐらいの距離にある自然に囲まれた保育園でした。
目の前に広がる茶畑では園児が元気よくお散歩していました。
私たち夫婦と別のもう1組の夫婦と一緒に、園長先生に園内を案内してもらいます。
子ども達が元気よく「園長先生だ~」と、声をあげて駆け寄ってきます。
園長さんが、「この保育園では一生分遊んだというぐらい、遊ぶことをうんと大事にしています。服も泥んこになりますよ」と紹介するように、
子ども達がイキイキとしています。
園舎は広々と開放感があり、木のあたたかみを感じます。
こんな保育園で楽しく過ごせたら…と思いました。
園の芋掘りで掘ってきたサツマイモをお土産でいただきましたが、立派な大きさでした。
しかし、問題は入園できるかどうかです…
0歳~5歳児で定員は約70人。0歳児は10人前後の定員となります。これも狭き門です。
他の認可保育園になった場合は自宅からも遠く、毎日の送り迎えはかなり大変になります。
そして、どの園にも入ることができなかったら…。
夫婦のどちらかが、仕事を辞めざるを得ないこともありえます。
見学でご一緒した1歳ちょっとの子どもを連れたママさんは、すでに2回目の見学で、園の行事にも熱心に参加しているようでした。
子どもをなんとか入園させたいものの、来年4月からの1歳児クラスは募集の枠そのものが少なく、2~3人あるかないか…。
応募が多ければ、はじかれてしまいます。
0歳児クラスよりもさらに狭き門になっています。
なるほど。我が子は8月に産まれたから、来年の4月からの0歳児クラスに入園させようと思いますが、
もし3月に子どもが産まれたら、入園は翌年の1歳児クラスになるではありませんか。
わが家では、来年4月の保育園入園に合わせて妻の育休を1年間とらず、切り上げる予定になっています。
育児も仕事も、もっとそれぞれの家庭にあわせたペースでできればよいのですが、
なにか保育園に入園できるかどうかが、すべての基準になってしまう…そんな気がしてしまいます。
その背景には、認可保育園が絶対的に不足している現実があります。
それぞれの家庭の状況に応じて、必要な保育をいつでも誰でも受けられる、それができるように、認可保育園の抜本的な増設が必要ではないでしょうか。
帰り際、見学でご一緒したご夫婦とは、いろいろな保育園の情報も教えていただけました。
来年4月、またご一緒できるといいですね。