日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

奮起

2021-04-21 22:39:35 | 旅日記
五日の業務を三日に詰め込もうとすれば、今日など修羅場必死だろうと覚悟しました。しかし、弘前の散り際に駆け込みたいという明確な目標が、自身を奮起させました。どうにか業務を片付けて、明日から休める見通しが立ったところで列車を手配し、先ほどようやく準備が整ったところです。
二度目の帰京の起点となった盛岡へ戻り、そこから再び北上して、真打の弘前を目指すのが第三部の主題です。週明けと週末のどちらに休みを付け足すかの選択にあたり、迷いなく後者を選んだことについては帰京の前にも述べました。弘前に関する限り「満開至上主義」は必ずしも妥当しません。満開の間に中座を余儀なくされるよりも、それ以上の山場というべき散り際をしかと見届けたかった次第です。幸いその狙いは的中してくれるかもしれません。早咲きの桜が散り始め、遅咲きの桜はまだ満開というのが最新の情報だからです。
一刻も早く乗り込みたいという心情がある一方で、北上する過程に本質があるという持論に従えば、盛岡から脇目も振らずに走ろうとまでは思われません。明日の夜桜から始め、翌日を終日注ぎ込もうというのが今のところの予定です。しかし、再開が仮に一日でも遅れれば、その分散ってしまうだけでなく、終日滞在できる日がよりにもよって土曜に重なります。かような観点からすると、休みを二日もらえるかが決定的に重要だったのです。満額支給を勝ち取れたのは大きいものがありました。
ますます焦臭くなってきましたが、今のところ見物客の受け入れを中止するとの情報はありません。二年ぶりとなる弘前の桜を、心置きなく楽しめれば幸いに思います。
コメント