日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

寄る年波 2021春

2021-04-07 20:48:04 | 旅日記
先月以来気になっていたことがあります。昼間から鼾のように喉が鳴るのです。生活上特に支障はなかったためひとまず静観していたものの、先週から喉の痛みが出始めて、治った後も飲み込むときの違和感がわずかながらも残りました。それと同時に気付いたのは、正面または左を向いたときにだけ喉が鳴るという事実です。これは、片側だけ気道が狭くなっている可能性を示唆します。割らずにそのまま呑む酒としては度数の高い日本酒を、毎晩のようにいただいてきた習慣からして、腫物ができた可能性を一応疑うべきところではありました。しかし、耳鼻咽喉科へ出向いたところ、その結果は拍子抜けするものでした。
慢性化した鼻炎によって絡んだ痰が、右側よりも元々狭い気道の左側に溜まり、呼吸の際に振動しているという診断です。花粉症を患って三十余年、近年では眠気を催す飲み薬を嫌い、目薬だけでやり過ごすのが常でした。その方法を踏襲し、今年もどうにか乗り切れたと思っていたわけなのですが、症状は意外なところに出ていたということになります。久々に飲み薬を処方されたため、しばらくは投薬治療が続きそうです。
いよいよ年貢の納め時かと思いきや、その可能性がなくなって一安心ではありますが、無自覚のうちに慢性化した結果には違いありません。寄る年波を改めて実感する出来事でした。
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