試合結果の後追いはまだ続きます。本日取り上げるのは第11日目となった去る日曜の話題です。徳島で試合が始まり、19大会172試合の開催でした。細かな話題はあえて追わず、変則的な開催となった今季ならではの出来事を中心に振り返ります。
七回制を採用した静岡では、9回以下の延長戦が2試合記録されました。しかしながら、9回まで戦われたもう一試合に、どういうわけか延長の断り書きがありません。7回表に静岡北が5点を奪って一挙同点、8回には3点取って勝ち越すも、その裏に沼津工が追いついて意地を見せ、再び勝ち越された直後、2点奪って逆転サヨナラという、13対14の打撃戦でした。最終回となるはずの7回に奮起した静岡北が同点に追いつき、タイブレーク式の延長戦でさらに打ち合い決着したと見れば辻褄は合います。しかし、終盤に大きく試合が動きやすい高校野球の得点経過として見た場合、9回制でもあり得ないことはなさそうな結果でもあります。公式サイトと紙面のいずれにも、この試合だけ延長の表記がないことからすると、いわば特例の中の特例として、この試合だけ9回制が採られたのでしょうか。真相のほどはさておき、趣味的な見地からは興味深い試合結果でした。
時間制を併用した広島でも、引き続き珍現象が起きました。2時間を超えると原則として新しい回に入らず、同点の場合は延長戦というのが本大会特有の仕組みです。前日の6試合が全て打ち切りの対象となったのに対して、この日は該当する5試合中2試合が同点のまま2時間を超え、7回から延長戦に入るという珍現象が生まれました。タイブレークが高校野球を変質させてしまったと自分は思います。そこへ時間制という仕組みまで加えられ、ますますおかしくなっているのが実態です。個人的には、一連の騒動がたかが一年、二年で「終息」するとは思いません。しかし、高校野球の時間制に関しては、今季限りの出来事であってほしいものだと思います。
世間の耳目を集めたのは加藤学園の初戦敗退でしょうか。今季の選抜に悲願の初出場を決めた後、一連の騒動を理由にした中止を経て、救済策として決まった「交流試合」に出場することとなった同校が、1点差に泣くという結末でした。その選抜に、高専として初の出場なるかと注目されていた近大高専も、同じく初戦で散りました。序盤に3点を先行するも終盤に詰め寄られ、8回に逆転満塁弾を浴びて終戦という結末です。県下では三重も初日に早々と散っています。例年なら全国紙にも載りそうな番狂わせだったにもかかわらず、一切話題にならなかったのは、甲子園という目標のない今季の特殊事情によるところもありそうです。
★南北海道大会
・函館地区1回戦(7/12)
七飯・大野農・八雲29-0南茅部
★山形大会
・庄内地区1回戦(7/12)
谷地0-7x山形城北
鶴岡中央0-25鶴岡東
★茨城大会2回戦(7/12)
海洋0-30太田一
★石川大会
・金沢地区予選(7/12)
加賀・金沢伏見・金沢辰巳丘・金沢向陽・宝達・穴水0-10x金沢龍谷
★静岡大会1回戦(7/12)
市沼津3-1韮山
田方農8-9x吉原工(延長8回)
加藤学園2-3飛龍
三島北1-8静岡
静岡北13-14x沼津工(延長9回)
焼津水産2-4浜松湖東
オイスカ3-8菊川南陵
浜松北1-0清流館
★愛知大会
・1回戦(7/12)
起工1-3津島
・2回戦(7/12)
科技学園豊田1-6豊田西
瀬戸窯5-11栄徳
蒲郡0-2成章
★三重大会1回戦(7/12)
津西15-14鈴鹿
津工6-3近大高専
白山7-2四日市中央工
★京都大会2回戦(7/12)
京都農芸・朱雀・京都教大付1-15嵯峨野
西乙訓0-10乙訓
★鳥取大会1回戦(7/12)
米子高専0-9米子東
★広島大会
・1回戦(7/12)
呉港7-0宮島工
呉5-4広(7回終了)
基町11-7呉高専(延長8回)
・2回戦(7/12)
修道7-9広島工(7回終了)
美鈴が丘8-6忠海(延長7回)
山陽13-7三次(8回終了)
★山口大会1回戦(7/12)
周防大島2-9x柳井
山口1-0慶進
萩6-3香川
下松10-0徳山高専
★徳島大会1回戦(7/12)
鳴門渦潮5-0板野
徳島商16-0那賀
★福岡大会
・筑後地区1次予選(7/12)
久留米商13-1朝倉
西日本短大付8-0久留米高専
★長崎大会1回戦(7/12)
大村4-7島原農
佐世保実0-2壱岐
★鹿児島大会
・熊毛地区代表決定戦(7/12)
種子島5-3屋久島
・鹿児島地区2回戦
鶴丸10-0明桜館
鹿児島0-3鹿児島玉龍
池田2-9x鹿児島商
★沖縄大会1回戦(7/12)
宜野座5-1コザ
七回制を採用した静岡では、9回以下の延長戦が2試合記録されました。しかしながら、9回まで戦われたもう一試合に、どういうわけか延長の断り書きがありません。7回表に静岡北が5点を奪って一挙同点、8回には3点取って勝ち越すも、その裏に沼津工が追いついて意地を見せ、再び勝ち越された直後、2点奪って逆転サヨナラという、13対14の打撃戦でした。最終回となるはずの7回に奮起した静岡北が同点に追いつき、タイブレーク式の延長戦でさらに打ち合い決着したと見れば辻褄は合います。しかし、終盤に大きく試合が動きやすい高校野球の得点経過として見た場合、9回制でもあり得ないことはなさそうな結果でもあります。公式サイトと紙面のいずれにも、この試合だけ延長の表記がないことからすると、いわば特例の中の特例として、この試合だけ9回制が採られたのでしょうか。真相のほどはさておき、趣味的な見地からは興味深い試合結果でした。
時間制を併用した広島でも、引き続き珍現象が起きました。2時間を超えると原則として新しい回に入らず、同点の場合は延長戦というのが本大会特有の仕組みです。前日の6試合が全て打ち切りの対象となったのに対して、この日は該当する5試合中2試合が同点のまま2時間を超え、7回から延長戦に入るという珍現象が生まれました。タイブレークが高校野球を変質させてしまったと自分は思います。そこへ時間制という仕組みまで加えられ、ますますおかしくなっているのが実態です。個人的には、一連の騒動がたかが一年、二年で「終息」するとは思いません。しかし、高校野球の時間制に関しては、今季限りの出来事であってほしいものだと思います。
世間の耳目を集めたのは加藤学園の初戦敗退でしょうか。今季の選抜に悲願の初出場を決めた後、一連の騒動を理由にした中止を経て、救済策として決まった「交流試合」に出場することとなった同校が、1点差に泣くという結末でした。その選抜に、高専として初の出場なるかと注目されていた近大高専も、同じく初戦で散りました。序盤に3点を先行するも終盤に詰め寄られ、8回に逆転満塁弾を浴びて終戦という結末です。県下では三重も初日に早々と散っています。例年なら全国紙にも載りそうな番狂わせだったにもかかわらず、一切話題にならなかったのは、甲子園という目標のない今季の特殊事情によるところもありそうです。
★南北海道大会
・函館地区1回戦(7/12)
七飯・大野農・八雲29-0南茅部
★山形大会
・庄内地区1回戦(7/12)
谷地0-7x山形城北
鶴岡中央0-25鶴岡東
★茨城大会2回戦(7/12)
海洋0-30太田一
★石川大会
・金沢地区予選(7/12)
加賀・金沢伏見・金沢辰巳丘・金沢向陽・宝達・穴水0-10x金沢龍谷
★静岡大会1回戦(7/12)
市沼津3-1韮山
田方農8-9x吉原工(延長8回)
加藤学園2-3飛龍
三島北1-8静岡
静岡北13-14x沼津工(延長9回)
焼津水産2-4浜松湖東
オイスカ3-8菊川南陵
浜松北1-0清流館
★愛知大会
・1回戦(7/12)
起工1-3津島
・2回戦(7/12)
科技学園豊田1-6豊田西
瀬戸窯5-11栄徳
蒲郡0-2成章
★三重大会1回戦(7/12)
津西15-14鈴鹿
津工6-3近大高専
白山7-2四日市中央工
★京都大会2回戦(7/12)
京都農芸・朱雀・京都教大付1-15嵯峨野
西乙訓0-10乙訓
★鳥取大会1回戦(7/12)
米子高専0-9米子東
★広島大会
・1回戦(7/12)
呉港7-0宮島工
呉5-4広(7回終了)
基町11-7呉高専(延長8回)
・2回戦(7/12)
修道7-9広島工(7回終了)
美鈴が丘8-6忠海(延長7回)
山陽13-7三次(8回終了)
★山口大会1回戦(7/12)
周防大島2-9x柳井
山口1-0慶進
萩6-3香川
下松10-0徳山高専
★徳島大会1回戦(7/12)
鳴門渦潮5-0板野
徳島商16-0那賀
★福岡大会
・筑後地区1次予選(7/12)
久留米商13-1朝倉
西日本短大付8-0久留米高専
★長崎大会1回戦(7/12)
大村4-7島原農
佐世保実0-2壱岐
★鹿児島大会
・熊毛地区代表決定戦(7/12)
種子島5-3屋久島
・鹿児島地区2回戦
鶴丸10-0明桜館
鹿児島0-3鹿児島玉龍
池田2-9x鹿児島商
★沖縄大会1回戦(7/12)
宜野座5-1コザ