日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

春まだ浅い仙台へ - 源氏

2016-02-06 22:00:54 | 居酒屋
10時を回ろうとするところで、仙台の真打が満を持しての登場です。いや、すっかり腹が満ちた状態では、満を持したとはいえないかもしれません。ともかく「源氏」を訪ねます。
二軒目の牛タンで、多少なりとも余裕のあった腹具合がたちまち限界に迫り、十分な腹ごなしもできないまま突入したこともあって、酒二杯とそれぞれにつくお通しをいただくのがせいぜいです。しかし、この店には牛タンで腹を満たした後に寄るのが常であり、過去にもそれ以上のものをいただいたことがないような気がします。腹を満たすというより、袋小路の奥にある古びた店の居心地を味わう店です。仙台の聖地を二年ぶりに巡礼できただけでも十分ではあります。
ちなみに、今回違和感を覚えたのは客層が異様に若いことです。自分の右隣にいた二人組の先客が同年輩だったのを除けば、あとは軒並み一回りか二回り若いのではないでしょうか。店の規模からして大人数の集団こそいないものの、先客は皆二人から四人程度の集団で、一人客が自分以外にいないのも珍しいことでした。集団だからといって羽目を外すような輩はおらず、そもそも店の雰囲気がそれを許しません。しかし、古い酒場のカウンターに若者ばかりが居並ぶという光景が、画竜点睛を欠くように思われたのが率直なところではあります。名古屋の「大甚本店」と同様、土曜に限って客層が一変するという現象がこの店にも起きるのでしょうか。平日の様子もいずれ確かめてみる必要がありそうです。

源氏
仙台市青葉区一番町2-4-8
022-222-8485
1700PM-2300PM
日祝日定休
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春まだ浅い仙台へ - 味太助 分店いまい

2016-02-06 21:10:44 | B級グルメ
一日に牛タンを五軒はしごしたことが、過去にもあったような気もすれば、なかったような気もします。夜の部の二軒目に訪ねるのは「分店いまい」です。
既に四軒訪ねた以上、夜の部は一軒限りにして、あとは居酒屋に移るという選択も考えはしたのです。ただし、「閣」が開いていれば行きたいという考えはありました。そこで一縷の望みをかけ再びのぞいてみたものの、やはり早仕舞いをしていた後でした。ならば潔く居酒屋へ移ればよいものを、ここで再び悪魔がささやき、上記のような結論となった次第です。
五軒目を躊躇させた理由として、既に四軒はしごしたという事実に加え、「分店いまい」にかつてほどのありがたみがなくなっているという事情があります。というのも、ここは「旨味太助」の味を完全に再現しており、それでいながら価格は割高のため、牛タンを目当てにするなら「旨味太助」に行けば済む話なのです。かつては11時まで開いているという明確な利点があり、仙台に遅く着いたときの切り札として重宝していたものですが、他店と同じ10時閉店となってからは、この店の世話になる頻度も格段に落ちました。
しかしこの店は、仙台の牛タン焼というものを初めていただいた、自分にとっての原点といえる場所でもあります。10年と少し前、狂牛騒動で仙台の牛タン専門店が死活問題に直面していたとき、仲間とともに仙台を訪ねて、何軒かある「太助」の違いも分からないまま、宿から一番近いここに飛び込んだのでした。そのような来歴もあり、たまには原点回帰もよかろうと思い至りました。
「旨味太助」の味を完全に再現していたはずの当店でしたが、今回再訪して気付いたのはご飯の盛りが多いことです。昼間訪ねた肴町分店には及ばないものの、「旨味太助」と同じ丼にてんこ盛りされた麦飯にはかなりの物量感があります。これならご飯は少なめで頼んだ方がよかったかもしれません。テールスープにもこれでもかというほど肉が入り、一挙に腹が満ちました。若干息切れしつつもどうにか完食です。

味太助分店いまい
仙台市青葉区国分町2-12-23
022-225-0348
1130AM-1400PM
1730PM-2100PM(LO)
日曜定休
定食1800円
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春まだ浅い仙台へ - 一隆 国分町店

2016-02-06 20:00:22 | B級グルメ
昼に三軒はしごした後ではありますが、仙台では何といっても牛タンが主役です。夜の部も牛タンから始めます。訪ねるのは「一隆 国分町店」です。
昼に本店を訪ねた以上、同じ日に「一隆」二軒というのも芸のない話ではあります。実際、元々行こうとしていたのは「閣」でした。夜のみの営業で日祝日は定休、なおかつ看板も早く、よい店でありながらなかなか訪ねる機会に恵まれないという点では、会津若松の「鳥玄」のような存在にあたるのがここです。しかし、縁遠さは今回も見事に発揮され、店先をからのぞいたところ行列こそないものの待ち客が出ている盛況でした。その結果、二番手として考えていた国分町の「一隆」に流れてきた次第です。

常々申している通り、牛タンの真価は定食で発揮されるというのが私見であり、牛タンの店で呑むことは基本的にありません。しかし今回は珍しく酒を注文しました。というのは、昼に三軒はしごして、定食一辺倒ではさすがに飽きがきそうだったからです。牛タン、味噌カツ以外の肴もいくつかあり、居酒屋使いができるという事情もありました。もっとも真の理由は違うところにあります。
以前、飲み食いしたいだけなら他にも店はある、しかし親方の人柄に惹かれて行きたくなるのがこの店だと申しました。実際、牛タン自体は他店にない唯一無二の味というわけではなく、本店を明らかに上回るものでもありません。しかも酒と肴に特段めぼしいものはなく、しみじみ鑑賞したくなるほど味のある店内でもありません。つまり牛タンだけが目当てなら昼の本店だけでも十分であり、呑みたければ居酒屋へ行けばよいわけです。それにもかかわらずこの店で呑むという選択が出てくるのは、牛タンだけいただいて済ませるよりも、親方相手に一杯やって行きたくなるような居心地のよさがあるからに他なりません。
このように、呑むとはいっても特別な酒と肴はありません。酒はごくありふれた浦霞、それもレンジで燗した代物です。しかしお通しには厚焼き玉子、玉こんにゃく、スープで煮た奴の三品が出てきます。それらを肴に徳利を一本空けたところで、真打の牛タンを定食で所望しました。

仙台で西武ファンを標榜する一風変わったこの店ですが、その由来を今回初めて知ることができました。西鉄時代からのライオンズ党で、まだ新人だった中西に憧れたのがそもそもの始まりだそうです。プロ野球に対する興味を失い、もっぱら高校野球を追いかけている近年ではありますが、一昔前なら親方と野球談義ができたのかもしれません。
一つ気にかかったのは女将の姿がないことです。聞けば最近体調を崩しがちで、先月も半月ほど入院し、今も店に出るのを止められているそうです。さらにはビルの取り壊しのため三年後には立ち退かなければならないという話も。体力のある限り続けたいとはいうものの、今年で古希を迎える年齢と女将の体調を考えると、立ち退きを機に幕を引くという選択も考えられるところであり、にわかに不穏な空気が漂ってきます。
とはいえ親方あっての店だけに、時代の流れでこうなるのは致し方なく、こちらはできる限り通い続けるしかありません。仙台に何回足を運べるかは未知数ながら、今後宿泊するときには、この店の暖簾をいの一番でくぐることになりそうです。

一隆 国分町店
宮城県仙台市青葉区一番町4-4-11
022-261-1007
1800PM-2200PM(LO)
日祝日定休
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春まだ浅い仙台へ - アークホテル仙台青葉通り

2016-02-06 19:25:28 | 東北
投宿し風呂から上がって一息つきました。本日は「アークホテル仙台青葉通り」の世話になっています。
仙台の宿泊事情が恒常的に逼迫していること、仙台に泊まるためには空きが出るのを狙って即押さえるしかないことについては出発前に述べました。ここもそのようにして間一髪押さえた宿です。ただし、今回に関する限り仙台にしては比較的余裕があり、ここ以外にもいくつかの選択肢がありました。その中の一つに、前回泊まって上々だった「第一インパーク」もあり、今回再び世話になることも考えはしたのです。それを結局見送ったのは、部屋も設備も非常によかった反面、駅からも呑み屋街からも中途半端に遠く、なおかつバスの便もよろしくないところが玉に瑕だったからです。立地さえ妥協すれば「第一インパーク」で十分というところ、よりよい立地で大浴場付きの物件を若干安い料金で押さえることができたため、今回は宗旨替えすることになりました。
しかしてその立地とは、駅から青葉通をまっすぐ進んで晩翠通を越えた少し先、繁華街まで徒歩圏内にありながら喧騒とは無縁の一帯で、東西線の駅に近くバスの便もよいという理想的な場所です。ルートイン系列の旗艦店に冠されるアークホテルの名称は、他社でいうならさしずめアパヴィラホテルのような位置付けになるのでしょう。ただし、昔からルートイン系列だったわけではなく、古くからあったホテルを買収したのかもしれません。そう思うのは、三枚の巨大な壁が屹立する立派な建物が、そこらのルートインとは全くの別物だからです。自分が日常的に泊まる宿の中で、比較的格上なのはワシントンホテル、東急インといったところですが、玄関とロビーの造りはそれらと比べても互角かそれ以上のような気がします。その割には狭めな部屋が惜しく、部屋については「第一インパーク」が明らかに勝るものの、立地のよさと大浴場がつくことを考えると、総合点では互角といったところではないでしょうか。
仙台の宿泊事情の厳しさを考えると、今回泊まってよい結果が得られたからといって、次回もそこに泊まれる保証は全くありません。しかし、多少なりとも余裕のあるときに重なれば、ここが「第一インパーク」と並ぶ有力な候補の一つになりそうです。
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春まだ浅い仙台へ - 日没

2016-02-06 17:37:38 | 東北
「日本一標高の高い地下鉄駅」を謳う八木山動物園まで往復し、東西線の乗車を終えたところで日が暮れました。車両は何の面白味もなかったのに対し、蔓草が絡まる荒井駅、全面ガラス張りの国際センター駅と、所々に斬新な駅舎もあって、思いの外楽しめたというのが実感です。特に、吹き抜けの空間を白壁と打ちっ放しと白木で仕上げた国際センター駅は秀逸でした。
昼の部はこれにて終了、あとは投宿して夜の街に繰り出します。牛タンを三軒はしごした後だけに、何軒回れるかが未知数ではありますが、時間だけは潤沢です。体力の続く限りはしごします。
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春まだ浅い仙台へ - 味太助 肴町分店

2016-02-06 14:30:33 | B級グルメ
仙台に滞在するのも実質二年ぶりということになると、つい調子に乗ってしまっていけません。腹がこなれてきたのをよいことに、「太助分店」へ飛び込みました。
呑み屋はともかく、牛タン三軒はやりすぎだろうとは思ったのです。しかし不思議なことに、今日は二軒目を出た時点でもそこそこ余裕がありました。「雅」「一隆」と並んで世話になっている「太助分店」の定食が、三時までなら1200円でいただけることもあり、悪魔のささやきに従った次第です。
それぞれ独自の味を貫く「雅」と「一隆」に対し、こちらは屋号からも分かる通り、あくまで本家の味に忠実です。しかし店内の雰囲気は大きく異なります。純和風の店内と艶やかなカウンターは同様ながらも、本家のL字カウンターがここでは長い直線状のカウンターに変わり、仏頂面の板前は、牛タンを焼く黒一点の職人とエブロン姿のおばちゃん四人の組み合わせに変わります。慣れた様子の一人客が黙々と牛タンを頬張る、大衆割烹然とした明るい店内はこちらの好むところです。「一隆」の雰囲気が俗化してしまった今、この店が既存の双璧に並び立つ「昼の御三家」の一角に食い込んできました。
ちなみに、この店にはもう一つ特徴があります。ご飯の量が非常に多いのです。それを承知の上で三軒目という事情も考慮し、ご飯少なめという自分にとっては異例の注文をすると、既出の二軒よりもむしろ多いのではないかと思うほど気前よくご飯が盛られてきました。この店一軒限りなら、1.5人前を頼んで思い切りご飯をかき込むのもよさそうです。

味太助 肴町分店
仙台市青葉区国分町1-5-10
022-261-8190
1130AM-2130PM(LO)
日曜定休
定食1200円
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春まだ浅い仙台へ - 一隆

2016-02-06 13:49:46 | B級グルメ
お昼に牛タンといえば「雅」か「一隆」、あとは「太助分店」だと申しました。これは、「雅」と並ぶ双璧に位置付けてきた「一隆」が、主として口コミサイトの影響により突如として行列必至の人気店に一変してしまい、その結果「太助分店」に流れたという経緯を反映しています。とはいえ、長蛇の列ができていたのは二年近くも前のことです。ほとぼりが冷めた可能性も十分にあるでしょう。そう見込んで乗り込むと、果たせるかな待ち客の姿はありません。店内は依然として満席の盛況ながらも、先客が一斉に出るところに運よく重なり、片付けが済むのを待っての入店と相成りました。
以上の展開からもお分かりの通り、一時の過熱ぶりこそ落ち着いたものの、人気はいまだに衰えていないようです。これは取りも直さず観光客が多いということでもあります。カウンターの角椅子の間隔が広げられた代わりに、荷物入れの籠が足下に置かれるようになったのは、荷物の多い観光客に合わせたものでしょう。客層も往年に比べ明らかに俗化しており、店内の写真を撮ろうとした客が親方と女将にたしなめられるなどしています。しかし、咎めるというよりやんわりお願いするといった口調で、相手に対して不快感を与えないのは、親方の人柄のなせる業といったところでしょうか。
一時よりは落ち着いた、しかし雰囲気は大分変わったという現状は、中洲の「一富」に近いものがありました。土曜に限って昼夜同価格になってしまったことを含め、少なくとも昼時の双璧だった頃の優位性は失われた感があります。ただし、本家の「太助」と全く違う当店独自の味は健在です。さらに落ち着いてくれることを願いつつ、当面は「太助分店」と併用して行くのが現実的な落とし所かもしれません。

一隆本店
仙台市青葉区国分町1-4-21
022-261-4026
1130AM-1300PM(LO)
1800PM-2000PM(LO)
水曜及び日祝日定休
牛たん焼定食1300円
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春まだ浅い仙台へ - 牛たん料理 雅

2016-02-06 12:44:38 | B級グルメ
終点の荒井まで往復したところでお昼の時間となりました。日中に仙台を訪ねるのは一昨年の花見以来、お昼に牛タンをいただくのもそれ以来です。毎度おなじみ「雅」の暖簾をくぐります。
昼に牛タンというと、ここか「一隆」、あとは「太助分店」の世話になることがほとんどです。特に一軒目はここを選ぶことが多いような気がします。これは偏に、昼しかいただけない牛タン焼と煮込みのセットを目当てにしてのことです。牛タンが主役である以上、それを差し置いてまで煮込みを選ぶわけには行きません。さりとて両方を一人前ずついただくには多すぎます。そのような向きには、手頃な価格でそれぞれ半分ずついただけるセットの定食がおあつらえ向きというわけです。
牛タンとの二枚看板といえば「一隆」の味噌カツも有名ですが、あちらに比べてここの煮込みの登場頻度が格段に上がるのは、デミグラス仕立ての深い味わいが自分好みだからに他なりません。牛タンを多少減らしてでも賞味したいと思う逸品です。

牛たん料理 雅
仙台市青葉区一番町2-6-17 内ヶ崎ビル
022-268-0715
1130AM-1330PM/1700-2130PM(LO)
日曜定休
牛たんセット定食1200円
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春まだ浅い仙台へ - 酒屋はくさん

2016-02-06 11:57:37 | 酒屋
六丁の目で降りたのはMOSだけを目当てにしてのことではありません。「酒屋はくさん」を再訪します。
blogの編集画面に表示される「人気記事」の上位に、この酒屋を訪ねたときの記事がしばしば入ることがあります。上位といってもこのblog内のことだけに、訪問数・閲覧数が減った活動休止時に一、二件閲覧されたものが結果として上位に入るだけに過ぎません。しかし、七年も前の記録がいまだに閲覧されているのは、この酒屋について綴ったblogが他にほとんどないからなのでしょうか。
このように、世間ではあまり知られていないと思われる当店ですが、それが不思議に思えるほどのよい酒屋です。白木を主体に仕上げた瀟洒な店構えが好ましく、ガラス張りの薄暗い冷蔵室に並んだ酒の保管状態は万全。宮城の地酒を主体に様々な地酒が揃う中、見慣れないラベルの「乾坤一」があったためこちらを選びました。

酒屋はくさん
仙台市若林区伊在字屋敷47
022-288-6152
1000AM-1900PM(日祝日 -1800PM)
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春まだ浅い仙台へ - モスバーガー仙台六丁の目店

2016-02-06 11:04:16 | MOS
特段面白味のない東西線ですが、六丁の目まで地下鉄で行けるようになったのは助かります。早速その恩恵にあずかり、古きよきMOSを再訪します。
このMOSを最後に訪ねたのはblogの草創期、仲間とともに楽天の本拠開幕戦を観戦したときと記憶しています。その当時でさえ珍しかった、昔ながらの造りを残した赤看板のMOSは、出口から横断歩道を渡ってすぐのところで盛業中でした。看板こそ緑に架け替えられながらも、入口の前に鉄製の門を造り、そこにTHE MOST DELICIOUS HAMBURGERの文字を刻んだところは、去年の暮れに訪ねた高田馬場一丁目店に通ずるものがあります。店内は若干改装され、座席も交換されてはいるものの、ステンレス焼き付けのMマークをはめ込んだレジカウンター、回転式の伝票受けなど、厨房周りは昔ながらのMOSそのもので、シェイクマシンもかなりの年代物です。寄木で造ったニス塗りのテーブルもそのまま残り、居心地は申し分ありません。
もう一つ特筆すべきは、レジカウンターの背後に「宮城県元祖モス」の文字が掲げられていることです。仙台の店舗の中で最古参の部類に属するのは承知していたものの、県内最古とは考えたこともありませんでした。細部は改造されながらも、古い店舗の美点がほぼそのまま受け継がれているのは、最古参としての矜恃の表れなのでしょうか。これからも末長く続いてほしいと思う名店舗です。

モスバーガー仙台六丁の目店
仙台市若林区六丁の目西町3-41
022-288-6355
700AM-2400PM
第4861号
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春まだ浅い仙台へ - 東西線

2016-02-06 10:02:54 | 東北
そのようなわけで、まずは東西線に乗車します。大江戸線などと同じ規格の小型車は狭苦しい上に味気なく、まともな荷物棚もない代わりに大型の案内表示器が扉の両脇を占領していて、混雑時に大荷物を抱えて乗るには辛そうです。以前横浜のグリーンラインに乗ったとき、ほぼ同じ造りの車両に苦言を呈したことがありました。おそらくこれが車両メーカーの作った規格なのでしょう。試乗という大義名分さえなければ、積極的に乗りたいとは思えない代物です。しかし、座席に荷物を置けるほど閑散としているのが不幸中の幸いではあります。
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春まだ浅い仙台へ - 春雪

2016-02-06 09:36:57 | 東北
本日は青葉通沿いに宿をとりました。東西線の駅から至近の場所です。まずは試乗がてら東西線で移動し、不要な荷物を宿に預けてから活動を開始します。
仙台市街には小雪が舞っています。それも乾いた細かい雪です。路面の積雪こそないものの、掻き捨てられた雪が所々に残っており、数日前にはそこそこ積もったことがうかがわれます。立春を過ぎ、都内では次第に暖かくなりつつある今日この頃ですが、東北の春はもう少し先のことになりそうです。
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春まだ浅い仙台へ - はやて111号

2016-02-06 07:07:46 | 関東
七時台の「はやて」という中途半端な列車での旅立ちとなりました。有り体にいえば寝坊したということです。目的地が近いとつい油断してしまい、このようなことが往々にして起こります。しかし一時間の出遅れで済んだ上に、元々先を急ぐ旅ではなかったのが不幸中の幸いです。
東北新幹線に「はやて」という列車が残っていることを、どれだけの人々が認識しているのでしょうか。八戸開業と同時に華々しく登場した最速列車も、「はやぶさ」に取って代わられ年々影が薄くなり、今や何のために残っているのか分からなくなってしまいました。4000番台の列車番号と、先発の「やまびこ」を抜き後続の「はやぶさ」に抜かれるというダイヤがこの列車の中途半端さを物語っています。しかし、そのような位置づけのためか、「はやぶさ」と「やまびこ」よりも空いているのは助かります。「やまびこ」の自由席でも十分という状況で、あえて全車指定の「はやて」にしたのは、20分早く着くという速達性以上に、空いているのを重視したからに他なりません。

★東京716/はやて111(4111B)/857仙台
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