はまなす惜別乗車 - 帰着

帰宅しました。吹雪の津軽、寒風の吹く秋田、湿った雪が降る新潟と渡り歩いて、三日ぶりに戻ってきた都内は早春の気配を感じさせる穏やかな夜でした。
函館から札幌まで立ち通しを強いられたり、復路のMaxに興ざめさせられたりといった場面はありながらも、主題であった「はまなす」の乗車については、仲間とともに有終の美を飾ることができました。この後小旅行を一回挟み、建国記念の日から五日の日程で、新幹線開業前最後の北海道に渡る予定です。新幹線に役目を譲る函館までの区間はもちろんのこと、次回は道北と道東にも足を延ばします。新幹線の整備を大義名分にして、料金は大幅に値上げされ、夜出て朝着くという選択肢は奪い去られ、フリーきっぷも軒並み廃止となって、北海道を列車で旅する余地は今後ますます狭まるでしょう。今季で事実上最後になるかもしれない北海道の汽車旅です。心して臨みたいものだと思います。