日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北楽天開幕ツアー(13)

2008-03-29 21:02:19 | 居酒屋
三軒目は居酒屋に移行します。文化横丁の「やくみ家」です。
商店街の衰退が社会問題になって久しい中、仙台の街にはサンモールマーブルロードなどの大規模な商店街が健在で、それらの商店街に張り付くように東一連鎖街、文化横丁など「場末」という言葉をそのまま形にしたような古い呑み屋街が残ります。
今回は居酒屋巡りの教祖である太田和彦氏の本をたよりに訪ねました。本来は酒も酒屋も居酒屋も自分の嗅覚で見つける主義なのですが、地方での呑みに関しては先達の導きが役立ちます。まるで塹壕のような独特の雰囲気、薄暗くすすけたカウンター、選び抜かれた東北の銘酒、旬の肴、どれをとっても納得できる名店です。しかし見知らぬ土地で初めて飛び込むには失敗を恐れぬ勇気が必要で、事前情報なしに探し当てるのは困難だったと思われます。さすがは教祖と感服した次第です。

★やくみ家
仙台市青葉区一番町2-4-8
022-711-8938
1700PM-2300PM(日祝休)

乾坤一特別純米
お通し(ホタルイカ酢味噌和え)
桜マス刺
〆て2320円
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東北楽天開幕ツアー(12)

2008-03-29 20:05:33 | B級グルメ
さんざん物色した挙句二軒目も牛タンを選択します。「牛たん料理 雅」です。今日の一軒目に予定していたところ貸切営業とのことであきらめていたのですが、もう一度通りがかったついでにのぞいたところ、タイミングよく先客が去っていたため迷わず入店となりました。
この店の特徴は太助以上の厚く大きい牛タンです。カットの仕方が独特で、他の店では味わえない食感があります。塩味が利いているのは昼間の太古福と同じですが、それぞれ全く違った味わいになっているのが牛タンの奥の深さです。
繁華街から少し外れたビルの地下にある小さな店で、一軒目の「一隆」と同様に常連客が多いのが特徴です。貸切が多いのもそのためなのでしょう。店主と女将の人柄もよく、ホスピタリティの高さは「一隆」と並ぶ双璧ではないでしょうか。
さらにこの店には有難いところが二つあります。一つは三連休の中日も営業していることです。牛タンの店は日祝日休みが多く、遠方の人間にとって日祝日の選択は「太助」「利久」などの大手にほぼ限られてしまいます。ところが、この店は三連休の中日ならば日祝日でも開いていることが結構あります。
もう一つは、一人で行っても小上がりのテーブル席でゆったりいただけることです。牛タンの店では、食事をしてさっさと立つか、大人数で呑むかがせいぜいで、一人で呑むのに適した店がほとんどありません。その点一人で呑みたい時にはこの店が重宝します。牛たん焼と付け合わせの塩辛い浅漬けのおかげで酒がすすみます。

★牛たん料理 雅
仙台市青葉区一番町2-6-17 内ヶ崎ビル地下1階
022-268-0715
1130AM-1330PM/ 1730PM-2200PM(日祝休)

牛たん焼・お通し・生ビール
〆て2000円
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東北楽天開幕ツアー(11)

2008-03-29 19:20:14 | 東北
腹ごなしをかねて国分町を歩きます。こちらはまだまだ上着が必要です。
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東北楽天開幕ツアー(10)

2008-03-29 18:28:33 | B級グルメ
仙台の街に入りました。こんなに早い時間から呑むのは初めてです。夜が長くなりそうです(ニヤリ)
一軒目は「西武ライオンズファンの店 一隆国分町店」で、先月立ち寄った「一隆」の分店です。太助と同じ稲荷小路にありますが、雑居ビルの目立たぬ入口に小さな看板があるだけで、事前の情報がなければまず気付きません。それだけにお客の大半が常連客で、太助とは正反対のまったりとした時間が流れます。
暖簾をくぐると西武ファンの親方が「おかえりなさい」と迎えてくれ、帰り際には女将が店の外まで見送ってくれます。牛タンが食べたいだけなら他にも店はあるのですが、親方と女将の人柄に惹かれて年に一度は訪れたくなるのがこの店です。

一隆国分町店
仙台市青葉区一番町4-4-11 川政ビル2F
022-261-1007
1800PM-2230PM(日祝休)
牛たん定食1680円
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東北楽天開幕ツアー(9)

2008-03-29 16:10:53 | 温泉
秋保で温泉に入ります。

秋保温泉共同浴場
仙台市太白区秋保町湯元薬師100
022-398-2774
700AM-2130PM(第二、第四水休)
入浴料300円
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 低張性中性高温泉
泉温:58.0℃ pH:7.4 湧出量:500l/min
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東北楽天開幕ツアー(8)

2008-03-29 15:44:26 | 東北
梅が満開です。
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東北楽天開幕ツアー(7)

2008-03-29 14:01:30 | 東北
清々しい晴天ですが寒風が容赦なく吹き付けます。さすがは東北です。実は風邪をひいてしまったこともあり、開幕戦の観戦は取りやめることにしました。何のために来たのやら…
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東北楽天開幕ツアー(6)

2008-03-29 13:05:57 | 酒屋
行きずりで良酒屋発見です。よい酒屋というのは遠目からでも呑兵衛の直感に響くようなオーラを放っているもので、このような観点から酒屋を次の三種類に分けることができます。

①ごく普通の酒屋
②遠巻きに中の様子をうかがってから入るかどうか決めたい店
③遠目に見ただけでも入らずにいられなくなる店

下戸の人にはさっぱりわけの分からない話でしょうが、呑兵衛ならば「そうそう」と頷いていただける話だと思います。この店は紛れもなく③の分類に属します。どこで気付いたかといえば駐車場への案内表示でした。酒屋のクオリティというのはそんなところにまで表れているものなのです。
ガラス張りの冷蔵室には宮城の地酒が並びます。全国の名だたる銘酒よりも地場の一家言ある蔵元の酒を大切にする、私の好きな部類の酒屋です。県北の「日輪田」を買い求めます。

日本酒屋はくさん
仙台市若林区伊在字屋敷47
022-288-6152
1000AM-2000PM(日祝 -1900PM)不定休
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東北楽天開幕ツアー(5)

2008-03-29 12:23:25 | B級グルメ
六丁の目の「太古福」で牛タンをいただきます。繁華街とは全く関係ない街中の、幹線道路からもそれた目立たぬ通りにありながら、お客が終日引きも切らない有名店です。市街から遠い上に場所が分かりにくいためこれまで何度も振られ続けましたが、今回はちょうどよい時間に近くを通りがかったため、ようやく宿願達成となりました。
11時過ぎだというのに駐車場は車であふれ、順番待ちのお客も出るほどの大盛況です。よくよく見れば今月末で閉店との貼り紙が。まさに滑り込みで間に合ったということになります(冷汗)
牛タンは小ぶりですが厚切りで食べ応えがあります。他店に比べ塩味を利かせているものの、塩辛いのとは全く別次元で、小ぶりなタンに旨味が凝縮されているというのが適切な表現になるのでしょう。評判の高さも頷けます。できることならもう少し早く出会いたかったものです。
ここの牛タンを味わえるのは今日を含めてあと三日です。日曜も臨時営業があるので最後の機会をお見逃しなく。何人の人がご覧になるか分かりませんが…

★太古福
牛たん定食1360円
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東北楽天開幕ツアー(4)

2008-03-29 11:00:22 | MOS
六丁の目のMOSが十数年来変わらぬ姿で健在です。

モスバーガー仙台六丁の目店
仙台市若林区六丁の目西町3-41
022-288-6355
900AM-100AM
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東北楽天開幕ツアー(3)

2008-03-29 10:16:50 | B級グルメ
給油と洗車の合間に仙台名物「めしのはんだや」に 立ち寄ります。「大衆食堂 半田屋」は珍しくもありませんが、昔からの「はんだや」は今や仙台の二店しか残っていないようです。
お世辞にもうまいとはいえませんし、内容を考えれば決して安くはありませんが、仲間と仙台に来た時は必ず寄ってしまうのが不思議です。なお「安くない」というのはあくまで内容との相対関係を考えた場合であることに留意が必要です。

★めしのはんだや 六丁の目店
仙台市若林区六丁の目東町6-13
24時間営業
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東北楽天開幕ツアー(2)

2008-03-29 09:39:23 | 東北
同行者2名を拾って出発です。高速道を順調に飛ばして四時間弱で仙台に着きました。新幹線には及びもつきませんが、それでもかつての在来線特急より早く着いてしまうのですから便利な時代になったものです。
同行者は場所取りのためこの時間から列に並ぶとのことで、私はしばらく別行動になります。
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東北楽天開幕ツアー(1)

2008-03-29 03:57:11 | 東北
今週は十数年来の活動仲間と仙台へ楽天の本拠開幕戦を観に行きます。桜の開花を一週間読み違えてしまい、桜が満開の東京を後に仙台へ向かいます。
日本ハム、楽天と地方球団が相次いで誕生したあたりから、仲間内では野球観戦がブームになっていて、今では北海道から九州まで、年間三十試合前後も観戦をしているようです。ところが、野球観戦に関する限り、私は数えるほどしか同行していません。よくよく考えると楽天創立一年目に仙台で観戦したのが最後でしょうか。
私もかつては雑誌や単行本を読み漁るほどの野球好きだったのですが、近鉄・オリックスの合併騒動のあたりから急速に野球熱が冷めてしまい、今では巨人のレギュラーの名前さえおぼつかないような有様です。よって、本拠開幕戦といっても特に感慨はありませんが、野球好きにとっては待ちに待った開幕ということになるのでしょう。自分の中では久しく忘れ去った感覚ではありますが…
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