日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

モンベルの呪縛

2016-02-03 21:42:35 | 旅日記
今季非常に重宝しているのが、昨秋の北海道から導入したmont-bellの「メドーパーカ」です。前年から使用していた「バックラップレインコート」が防寒用としてもそこそこ役立ったことから、少し厚手の雨合羽なら冬場でも上着代わりに使えるのではないかと見込んでの導入でした。この目論見は見事に的中し、今のところ全ての活動を雨合羽で乗り切っています。
雨合羽だけで済んだのは、近年希に見る暖冬だったという事情によるところもあります。しかし、少なくとも一月の下旬はそれなりに寒かったわけです。特に、北海道ではさすがに無理かと思ったところが、屋外に長時間滞在しない限り何の問題もなかったのには感心させられました。
この雨合羽のよいところは、生地の厚さに比して防寒性能が非常に高く、なおかつ内側からの蒸れを逃すため、常に暑からず寒からず快適性が保たれることにあります。これは偏にGORE-TEXの威力でしょう。それに加え、袖口に襟元など、寒気が入り込みそうな箇所に周到な設計がなされているのかもしれません。従来着用してきたダウンのインナーつきの上着に比べ、当然ながら防寒性能は落ちるものの、動きやすさに格段の差があることと、暑くなって脱いでも鞄にしまえる収納性は、厚着して汗ばむのを何より嫌う自分には好都合です。3万円近い価格も百貨店の衣料品に比べればどうということはなく、支出に対する効果は絶大なるものがあります。使えば使うほどよい買物をしたと実感させられるのは、一昨年導入した寝袋についても同様で、このあたりはさすが国内一流メーカーといったところでしょう。
実は、二年弱使ってきたCaravan製の靴がすり減ってきたため、次回の北海道までに新調しなければなりません。ここで頭をもたげてくるのが、靴についてもmont-bell製を導入するという選択です。今のところトレッキングパンツもmont-bell製を使用しており、靴も替えれば頭から爪先までmont-bell製品となります。さすがにそれは芸がなく、端から見ても痛々しいとはいえ、元々服装には頓着がありません。衣服に動きやすさ、快適性と耐久性しか求めないのであれば、mont-bell製品に明らかな利があります。加えて、自転車で通える場所に直営店があり、購入・修理に際しても便利です。つまり実を取るならmont-bellが一番なのです。多少迷った末、呪縛にはまる可能性は少なからずありそうです…
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