あれから八年経ちました

季節の変わり目はこのblogにとっての節目でもあります。立春の今日、blog開設から八年を迎えました。
編集画面の記録によれば、2922日の間に綴った記事が約1万2千件、訪問者数が約35万、閲覧数が約145万となっています。しかし、訪問者数と閲覧数に関していえば、検索ロボットによるものが相当数を占めるのは分かっており、実質的には意味のない数字です。自分自身、日頃はこれらの数字を意識することもなく、久々に眺めて「こんなものか」と思ったに過ぎないのが実情ではあります。
一枚の画像も使わず文字だけで綴っているこのblogではありますが、旅先では相当数の写真を撮っています。ただし、どこかで発表する目的を持っているわけではなく、あくまで自身にとっての旅の記録としてです。それと同様、自分にとってこのblogとは文字による旅の記録であり、それ以上でもそれ以下でもありません。写真に記録する一方で、それには頼らず文字で記録して行くことにより、旅先での出来事を様々な角度から印象に刻むという役割がこのblogにはあります。短文に画像を添付するありがちな内容だったblogが、変遷を重ねて現在の形式になったのは、必然性があってのことだったのです。
このような位置付けだけに、読者数を増やそうなどという考えは一切ありません。たとえ他人様にはどうでもよいことであっても、自分にとっては寝食を忘れて打ち込むことのできる唯一の生き甲斐です。一度の人生、これこそ生き甲斐だといえるものを一つでも持てた自分は幸せ者といってよいでしょう。その幸福に感謝しつつ、九年目も自然体で綴って行くつもりです。