日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

本日の晩酌 -奥播磨-

2013-10-29 23:05:10 | 晩酌
秋の酒の代名詞といえば、一回火入れをしてから夏を越して蔵出しする「ひやおろし」であり、実際のところそれ以外の酒を想像したこともありません。しかし、そんな時期に意表を突いて生酒を繰り出してきた蔵があります。「奥播磨」の下村酒造店です。
「播秋」なる掛詞を関した酒は、山廃らしい自然な酸味を持ち味としつつも、冷やしたときに鼻へ抜ける香気に生酒らしさが感じられます。「飲み応えのある酒」とは酒販店の主の評ですが、まさに言い得て妙です。くどいわけではなく、それでいながらいかにも「呑んだ」という気にさせるのは、一夏の熟成がなせる業なのかもしれません。

★奥播磨 山廃純米「播秋」
下村酒造店(兵庫県姫路市)
原料米 兵庫県産夢錦
精米歩合 55%
アルコール分 17度以上18度未満
東京都港区 鈴木三河屋にて購入
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