北陸近畿縦断ツアー 前夜

悪天候との予報を聞いて出発を明日に延ばしたところが、明け方に雨が降った以外は終日好天で、こんなことなら予定通りに出ていればと臍を噛む一日でした。もっとも、これほど天気がよかったのは太平洋側に限ったことであり、今回の目的地である北陸と北近畿は雨だったと聞くので、結果としてはこれでよかったのでしょう。少なくとも三連休の天候だけは期待できそうなのが幸いです。
日本海側ほど天気がよくないという傾向は明日まで続くと予想されるため、往路は中央道と名神を経由し、寄り道しつつ一日かけて福井を目指すことになるかと思います。翌日は福井から若狭を通って宮津へ、その翌日は但馬と丹波を通って京都へ移動し、最終日は琵琶湖に沿って北上するというのが基本方針です。ただし、近年の遅い歩みからして積み残しが出る可能性は多分にあります。行動範囲が縮小こそすれ、広がることはないでしょう。

それにしても、多少の蒸し暑さはあったものの、週が明けて以来そこそこの好天が続いたような気がします。しかしながら、「蒸し暑さ」と「そこそこの好天」以外の印象がありません。これが北海道にいた頃ならば、絹のような雲がたなびく秋らしい晴天であったり、綿のような雲が流れる風の強い一日であったり、薄曇りのぼやけた空であったりと、天候の移り変わりが日ごとに体感できたものです。やはり、職場に閉じこもっていては自ずと感性も鈍ります。再び五感を研ぎ澄ませて、深まる秋に思いをいたす旅にしたいものです。