日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 23:15:04 | 関東
全行程終了です。現在の気温は道内の最高気温よりも高い20度、聞こえてくる虫の声も違い、内地へ戻ってきたことを実感します。
何分スピードが出せないため、しばらく6号線を走って帰るつもりです。その分帰着時間は延びるものの、大した距離ではないだけに楽観しています。次は帰着後にお会いしましょう…
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 22:52:49 | B級グルメ
一安心したところでようやく空腹感が戻ってきました。苫小牧を出る前に立ち寄ったセイコーマートは、道内最後ではありましたが道中最後ではありません。茨城にも内地では数少ないセイコーマートがあるからです。最後の夕食には100円パスタを選択。結局今日は三食ともセイコーマートでした。
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 22:07:39 | 関東
予定よりやや早めに救援が到着し、先ほど応急処置が終わりました。原因は釘で、10センチはあろうかという太くて長い釘が、どうやって刺さったのかと思うほど見事なまでにタイヤの溝へ突き刺さっていました。三本並んだ広くて深い溝が、現在履いているPOTENZA S001の特徴なのですが、結果としてはこれが裏目に出てしまったのでしょうかorz
ともかく、どうにか帰着できる目処が立って一安心です。あくまで応急処置であり、普段通りの運転はできないため、あとは寄り道せずにまっすぐ走って帰ります。
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 20:59:44 | 関東
南下すればするほど空は鉛色に曇り、さしたる見所もないまま大洗に着きました。現在の走行距離は1440km, あとは我が家まで100km少々走るだけ、と思ったところで重大トラブル発生です。後輪のタイヤがパンクしてしまいましたorz
下船しようとしたところパンクしていたという次第で、昨日空気圧を調整した、砂利道を走ったなど思い当たる節がないわけではないものの、原因についてはよく分かりません。取り急ぎJAFに救援を依頼したところ、あと一時間ほどの待ち時間が発生するとの返答がありました。そこから作業を開始し、スペアタイヤに履き替えて帰るなどすると、余裕綽々のはずが結構な時間になる可能性もあるでしょう。それ以前に、そもそもスペアタイヤで走りきれるのかという問題もあります。何分経験のないことだけに、どのようにして収拾を図るのかが自分自身よく分からないのです。
もっとも、道内でこうなってしまっては旅程が大きく狂ったに違いないわけで、こちらへ着くまで持ちこたえてくれてよかったとむしろ安堵しています。時間が経てば、これもよき思い出の一つになるのではないでしょうか。とりあえず今は動きようがないため、救援が来るのをおとなしく待つことにします。
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 11:55:49 | 北海道
夕方便、深夜便の二便がある大洗苫小牧航路ですが、この深夜便は長距離フェリーとしては少し変わっています。ホテル並みの客室から雑魚寝の二等船室まで様々な客室を揃えた多くの長距離フェリーに対し、こちらの便は二名の個室がわずか二室ある以外は一段ベッド四つを一室にした寝台で、その数も決して多いわけではありません。要は長距離トラックの利用を主体とし、旅客はついでに乗せているというのが実態です。
食堂はなく、スーパーかコンビニで買ったものを各自食するというのがこの便での基本となります。船内の設備もそのような前提で造られ、テーブルと椅子、それにレンジ、給茶器、給湯器、冷水器などが備わるホールには洗剤とスポンジを備えた流しまであったりするなど、持ち込みを前提とするならかえって好都合です。往年の名列車にたとえていうなら、個室も食堂車も備えた「あさかぜ1・4号」とB寝台のみの「2・3号」のような違いといえば、分かる方には分かるかもしれません。
このような少々変わった便だけに、客層も往路の新潟小樽航路などとは大きく異なります。トラックドライバーの他にはライダーか自分と同じ一人旅にほぼ限られ、あからさまな観光客は皆無。年齢層も高く、およそ自分と同年配かそれ以上の中年男がほぼ全てです。昼時も近くなると、そんな男が船室からホールに三々五々現れ、持ち込んだ食材と自販機の缶ビールで独酌するという光景が繰り広げられます。中年の一人客が昼間から慣れた手つきで酒をあおる様子は、昼から呑める大衆酒場にも通ずるものがあり、この雰囲気がまた旅情を誘うのです。
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 10:54:18 | 晩酌
まずは朝食がてら軽く昼酒をあおります。もちろん明るいうちから盛大にやるわけではなく、100円惣菜とピリ辛ザンギ焼きそばを肴にサッポロクラシックを一本というささやかさです。セイコーマートと同様、この酒にも世話になりっぱなしでした。
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 10:16:03 | 北海道
おはようございます。昨夜はその後未練がましく三時過ぎまでデッキに立った後、船室に戻るやいなや倒れるように眠り込み、先ほどようやく目覚めました。フェリーは只今宮古から釜石にかけての沖合を航行中です。断崖絶壁が屹立するいかにも北三陸らしい光景が展開するものの、あいにく空が一様に曇っており絵にはなりません。少なくとも、往路のように日がな一日デッキで過ごすなどということはなさそうです。寝台で昼寝をしつつ、柄にもなく疲労回復を図る一日になるかもしれません。
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 02:07:29 | 北海道
出航30分前を切ったところで慌ただしくフェリーに駆け込み、出航を見届けてから一風呂浴びて、只今再びデッキに立ちました。室蘭から日高に向かって弧を描く北海道の海岸線が、次第に遠ざかろうとしています。

北海道に丸一週間以上滞在したのは、よくよく考えると11年ぶりのことです。久方ぶりに腰を据えて思ったのは、北海道は旅人の聖地だということでした。清々しい青空の下、あてもなく北の大地をさすらい一日が暮れると、近場には無料かただ同然のキャンプ場、それに温泉か銭湯があり、町のスーパーかセイコーマートで千円少々出せばそこそこの晩酌ができます。道内のどこへ行ってもこの調子なのですから、時間さえ許せば一、二ヶ月旅していても飽きることはないでしょう。
そして、このような充実ぶりは北海道の人々の気質にも由来しているということに気付きました。無料か実費程度の料金で一夜の宿を提供する気前のよさはもちろんのこと、ソロキャンパーのために作られたかのようなセイコーマートの食材も、ある意味旅人を幅広く受け入れる寛大さの現れではないでしょうか。凍てつく冬場も、まだ肌寒い花見の頃もそれぞれよさはあるものの、こんな北海道の文化を体感したいなら、やはり夏から秋にかけてが一番と改めて思います。なんだかんだでこの時期の北海道から五年も遠ざかってしまったことは、我が生涯における重大な損失の一つといっても過言ではありません。

去りがたさはもちろんあるものの、今回はそれ以前に充実感と満足感があります。特に、中盤から終盤にかけての急激な冷え込みは、ナナカマドの赤い実、色づく山々などと並んで、今回初めて体感したものです。たかが一週間の滞在で、秋から晩秋への移り変わりを目の当たりにすることができたのですから、まさに最高の時期を選んだといえるしょう。
次はいつ北海道へ渡り、どこを旅することになるのでしょうか。思いを巡らせつつしばしの別れを告げます。また来年…
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色づく秋の北国へ 九日目

2013-10-06 00:52:10 | 北海道
苫小牧に着きました。港へ向かう前にセイコーマートで船内での食料を調達します。既に腹は満ちているため、最後は明日の朝昼二食分を用意するだけです。今回の旅では徹頭徹尾セイコーマートの世話になりっぱなしでした。
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