日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 23:32:06 | 北海道
わずか一時間あまりの短い滞在を経て札幌を後にします。結局今回札幌は素通りに近い形となってしまいました。年内はこれが最後の渡道になりそうですが、冬場に汽車旅で再訪しようと企てています。そのときにはすすきので一献傾けたいものです。また来年…
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 22:40:25 | B級グルメ
スープカリーを目当てにして乗り込んだのはよいものの、ラーメンと違ってスープカリーは早じまいで、9時か10時でほとんどが閉店してしまいます。候補が自ずと限られる中、過去にも訪ねた「ピカンティ」が開いていたためこちらを選びました。昼のラーメン以来飲まず食わずだったので味わいも格別です。

ピカンティ
札幌市北区北十三条西3 アクロビュ-北大前1F
011-737-1600
1130AM-2245PM(LO)
日替わり+ワイルドカリビアンチキンレッグ960円
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 22:17:47 | 北海道
12号線、337号線、275号線と経由して札幌に着きました。夜景をあきらめた以上札幌に寄る必然性は乏しく、岩見沢から苫小牧まで直行した方が時間的にも距離的にもよほど合理的ではあります。それにもかかわらず札幌に立ち寄ったのは、スープカリーをいただきたかったのが一つ、そして何より、名残を惜しむにはその方が向いているからです。
これが小樽発のフェリーなら、早めに港へ乗り込んでから名残を惜しめば何ら不足はありません。ところが、苫小牧の港というのはどうにも殺風景で興ざめします。それだけに、仮に苫小牧へ直行したとしても、出航までの三時間をどうやってやり過ごすか妙案が浮かばなかった次第です。夜景がなくなった以上、スープカリーをいただいてから大通公園とすすきのあたりを軽く散策するのがせいぜいではありますが、道内最後のひとときをしみじみと噛みしめることにします。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 20:57:12 | 旅日記
峠を越えて三笠に着きました。幾春別、唐松、幌内、三笠と回って最後に訪ねるのはもちろん萱野駅です。今回残念ながら明るいうちの再訪はかなわなかったものの、最後の最後でなじみの場所に挨拶程度とはいえ立ち寄れたのは幸いでした。
日が暮れてから気温も下がり現在のところ12度、しかし秋の虫はここに泊まった六日前と同じく賑やかに鳴いていました。残念ながら藻岩山に登る時間はとれそうにないため、ここでしばらく名残を惜しんでから移動します。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 18:00:20 | 北海道
夕日が山の向こうに落ちて昼の部は終了、と思ったところ驚くべき光景が出現。ふと振り返ると、薄日で終始ぼんやりしていた大雪山の頂が真っ赤に染まっていたのです。さらに振り返ると、西の空で右下から左上へと流れる雲が、えもいわれぬ鮮やかな茜色に染まっていました。日が落ちてからしばらくすると空の色が変わるのは、これまでの道中でも同じだったとはいえ、これほど見事な夕空は初めてです。過去道内で眺めた夕日の中でも、間違いなく五指には入るでしょう。
天候に関しては正直今ひとつという感のあった本日でしたが、最後にかくも見事な夕空が拝めるとは神がかっています。印象深い旅の終わりの光景として、長く記憶に残ることとなりそうです。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 16:34:33 | 北海道
その後再び美瑛の丘を周遊し、新栄の丘にやってきました。結局空が再び晴れることはなかったものの、日差し透かすと絹のような雲が幾重にも重なっており、その日差しが次第に傾き西側の山並みに近づいてきたため、ようやくある程度の絵柄が見つけられるようになりました。日没までの残り時間はわずかなので、このまま道内最後の夕日を見届けます。
この結果、富良野に寄る意味はなくなっため、市街を迂回する形で三笠へ抜けます。最後の最後は札幌で腹ごしらえを済ませ、藻岩山の夜景を眺めて締めくくることができれば最高でしょう。苫小牧から帰りのフェリーが出るのは深夜の一時半です。心ゆくまで名残を惜しんでから北海道を発ちます。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 15:16:29 | 北海道
石積みの駅舎で知られる美瑛駅に立ち寄ります。中途半端な時期にもかかわらず、観光客が三々五々訪れるのはさすがです。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 14:29:41 | 北海道
この後しばらく美瑛の丘を見物します。しばらくといっても、既に日没まで二時間少々といったところですから、富良野までたどり着かずに日が暮れる可能性もありそうです。悠長な展開は最後まで変わりません。
最初に訪ねるのは赤羽の丘です。ケンとメリーの木、マイルドセブンの丘など全国的に知られた名所とは駅を挟んだ反対側にあり、なおかつ砂利道ということもあって観光客の姿は皆無。惜しむらくは時間が経つにつれ空が曇ってしまったことで、陰影のある曇り空ならまだしも、平板なのでなかなか絵になりません。今回は深入りしないで軽く一周するしかなさそうです。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 13:39:30 | 北海道
西神楽の高台から眼下を見渡します。美瑛の丘などと違って名所というほどの場所ではなく、何の変哲もない生活道路からの眺めだというのに、民家と樹木が散らばる一面の田畑が絵になり、なじみの場所でいうなら雄国パノラマラインのお立ち台から会津盆地を見下ろしているかのようです。ところどころに稲穂が残る一方で、彼方に連なる十勝岳の山並がうっすらと冠雪しているようにも見えます。北海道には早くも冬の気配が近づいているようです。
気温は18度で無風、昨日に比べたかが1度や2度の違いとはいえ、体感温度は全く違い、今し方半袖シャツに着替えました。この陽気につられたか、オホーツクではすっかり途絶えていた虫の声が昼間から聞こえてきます。あと一日道内に滞在できたなら、今夜はキャンプで最後を飾れたかもしれません。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 12:38:40 | 北海道
神楽岡の市街を一直線の道が南北に貫き、その両側には見事なプラタナスがの並木が。何の情報もなくたまたま通りがかりましたが、昼から鬱蒼とした並木道はいかにも北海道らしくて秀逸です。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 11:44:55 | B級グルメ
富良野へ向かう道すがら、遅い朝食兼昼食にラーメンをいただきます。今回も手近なところを探して「蛍」を選びました。
序盤で訪ねた「だるまや」はてらいのないラーメン一本の専門店でしたが、この店もよく似通っています。幹線道路をそれた宅地にある住居を兼ねた飾り気のない建物に始まり、カウンターを中心に小上がりとテーブルをL字に並べた店内、ラーメン一本の簡素な品書き、ラードを浮かせたスープ、黄色っぽいボソボソした食感の麺、チャーシュー、メンマに白ネギという具材のどれをとっても同じです。しかし、明確に異なる点もあります。濃い色のスープを特徴とした「だるまや」に対し、こちらのスープはやや透き通っており、味わいも見た目通りに幾分あっさりしています。しかし、ただあっさりしているのではなく、その分繊細な味わいになっているというのが正しく、たとえていうなら、京都の「新福菜館」と「第一旭」に通ずるような違いが両店のラーメンにはあるようです。
全国にご当地ラーメンと呼ばれるものは数あれど、正統派の専門店が市街の至る所に散らばるという点で、旭川のラーメンは道内どころか全国有数の存在といえるかもしれません。

うまみや蛍
旭川市神楽岡4条4丁目3-6 ‎
0166-66-337
1100AM-2000PM(水曜定休・祝日の場合振替)
醤油ラーメン650円
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 10:44:26 | 北海道
道中二度目の給油を済ませてから出発します。我ながら信じられないのですが、これが本当に二回目なのです。それもそのはず、ここまでの走行距離は約1140kmです。新潟までの分を差し引くと、道内ではたかだか800km少々にしかなりません。
五年前に北海道へ渡ったときは、往復とも大洗苫小牧航路を使い七日で2000km, つまり道内滞在五日で1800kmほど走ったことを考えると、今回は非常に走行距離の少ない活動になりました。一日平均150kmに満たないということは、下手をすれば原付のライダーなどより少ないわけで、いかに悠長な旅だったかを数字が物語っています。だからといって物足りなさを感じないのは、距離が少ない分だけ密度が高かったからに他なりません。
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色づく秋の北国へ 八日目

2013-10-05 09:33:18 | 北海道
おはようございます。台風の影響もどこ吹く風、北海道だけは一様に晴れマークが並んでおり、道内最終日も天候に燗しては申し分なさそうです。とはいえ、五時前には日が暮れることからすると、今から出ても実質的な持ち時間は七時間ほどしかありません。とりあえず富良野へ向かって南下するという方針だけ決めて宿を出ます。最後の最後で慌ただしくなるため、今日はblogの更新どころでなくなる可能性もあるかと思いますが、ご了承のほどお願いします。それでは後ほどお会いしましょう…
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