日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

タイヤ雑感

2013-10-17 22:43:18 | 
北海道からの帰りに、釘が刺さってパンクするというトラブルに見舞われた夏タイヤですが、復帰初戦となる北陸近畿の旅では何事もなかったように1500kmを走破し、とりあえず一安心といったところです。新調から三ヶ月で5500kmを走り、先代タイヤとの違いが少しずつ解りかけてきたため、この機会にまとめておきます。

もちろん自動車評論家ではありませんから、高尚な分析ができるわけではありません。しかし、明確に異なる点が二つあります。一つは静粛性、もう一つは排水性です。
静粛性については、特に高速走行で顕著に感じられます。個人的には、静かでありさえすればよいとは考えていないものの、ともかく最大の特徴はこれです。改めて調べても、スポーツタイヤにしては静かというのが定評らしく、自分の感覚は誤っていなかったということになります。
排水性の違いについては一昨日大雨の中を走って感じたことなので、静粛性ほど明確な違いを感じているわけではありません。しかし、ハイドロプレーニングを起こす頻度がかなり少ないという印象を受けました。パンクの際にも語った深くて幅の広い三本の溝が、いかにも排水性の高いタイヤといった外観を呈しており、これが大きく効いているのだろうと推察しています。

もう一つの違いは、燃費がやや落ちることです。先代のタイヤでは平均10km/l程度だった燃費が、このタイヤでは今のところ9.8km/lと、わずかながら高燃費となっています。もっともこれは、高速走行の頻度が低いという要因にもよると考えています。車載のコンピュータではじき出される平均車速が、現在52km/h弱となっており、これが55km/h程度に戻れば、燃費についてもほぼ変わらなくなるかもしれません。

このように、新調によりグリップ力が戻ったのに加え、排水性でも改善が見られ、今のところは上々の出来です。年内いっぱい車を使った遠征の予定はないため、あと二回ほど小旅行に出たら冬タイヤと交代し、来年桜が咲く頃までしばしの休養に入ってもらうことになるでしょう。
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