日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 12:29:50 | 東北
結局、花見以外の用事を済ませるだけで午前中を消費してしまいました。悠長に構えていたわけではなく、早い話天候が冴えなかったということです。しかし、こんなときこそ訪ねておきたかったのが禅林広場です。夕刻には何度も訪ねた一方で、とかく日中は弘前公園での花見に追われ、夕景以外を眺めたことがほとんどありません。加えて、今日のような陰影のある曇り空では、晴天とは一味違う景色が見られるのではないかという期待もありました。
しかして狙い通り、三本並んだ桜が頭上の雲に抜ける様子はそこそこの絵になります。さらには岩木山の頂が雲をかぶって、隙間から差し込む光で残雪が輝くところなどは、今日でなければ出会えなかった貴重な光景です。仮にこのまま天候が回復しなかったとしても、この光景だけは収穫といってよいのではないでしょうか。
一昨日訪ねたときに比べると当然ながら開花が進み、まばらに思えていた花も大分目立ってきました。しかし、蕾に紅が差しただけという枝も相当数あり、これらが咲くには少なくともあと二、三日はかかるでしょう。この寒さを考えれば当然ではあります。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 12:07:13 | B級グルメ
野暮用を済ませるうちに頃よくお昼の時間になりました。なおかつ公園までの経路上に「田沢食堂」があるというおまけ付きです。この時点で選択肢は自動的に絞られました。注文はもちろん、昨日逃した中華そばとカレーライスです。
深い丼に香り高いスープを満たし、巻チャーシューとメンマと葱を散らした中華そばには絶大な安定感があります。カレーライスは、直裁にいうなら「そば屋」のカレーで、まったりした独特の舌触りからして、カレー粉から自家製したものなのでしょう。これまで食したチャーハンとみそラーメンを含め、簡素でありながら完成された味わいはどの品にも共通しており、それでいながら二品頼んでも八百円前後という価格設定は見上げたものです。本日の活動終了までの腹ごしらえはこれで万全です。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 11:23:51 | 東北
来た道を引き返し、今度は毎度おなじみ富田の清水に立ち寄ります。しかしこの寒さでは湧水をがぶ飲みするといった気分でもなく、軽く喉をうるおした後、水筒に汲んで持ち帰るだけです。やはり、この水を最もおいしく感じるのは呑んだ後の帰り道ではないでしょうか。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 11:10:54 | 東北
市街を南へ進み、県道の脇の小公園にやってきました。一昨年の花見で弘前へ乗り込もうとしたとき、沿道の桜並木に目を見張ったことがあります。それがこの小公園で、ざっと百から二百mの長さにわたって道端に芝地が広がり、そこに桜の木が一列に並んで、少しばかりの遊具とベンチが置かれているというささやかなものでした。しかし、桜の木の一本一本が立派な上に、はらはら落ちる桜が芝地を埋める様子などに情緒があり、弘前公園へ急ぐつもりが、しばし時間を忘れて滞在してしまったという思い出の残る場所です。去年は行きも帰りも国道のバイパス経由で機会を逸してしまったため、今年は二年ぶりの再訪となります。
ところが、いざたどり着くと明らかに様子が違います。まず、日本晴れの空がどんより曇った空に変わったのは当然のことです。花がまばらなのも、最勝院、禅林広場と同じ現象で、近隣の木が皆そうだったことからして、まあ想定の範囲内ではあります。しかし最大の違いは、桜の背後に柵がが立てられ、遊具もベンチも公園の脇にあった住宅地も、跡形もなく姿を消してしまったことです。よく見ると公園の敷地も半分ほどに削られてしまったようで、柵の向こう側では何かを建てているようです。初日には、小野から三春へ向かう国道沿いの小学校が廃校になり、木造校舎が跡形もなかったという非常に残念な出来事を経験しましたが、ここへきてまたしても同じような光景に出くわすとは思いませんでした。
不幸中の幸いなのは、小学校の校庭の桜と同様、沿道の桜だけは残ったということです。背後にどんな建物ができるのかは不明ながら、いつの日か再びこの場所を訪れ、桜の木々があのときと同じく満開の花をたたえた姿を見てみたいものです。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 10:57:21 | 東北
空は相変わらず曇って可もなく不可もありません。この状況で先を急ぐ必要もないため、弘前公園へ直行する予定を変更して野暮用を済ませておくことにしました。まずはユニバースで職場向けの土産に東北限定のカップ麺を買います。全国チェーンよりも地場の宿や店を選ぶという最近の方針に従い、マックスバリュを敬遠しこのような選択となった次第です。
今回の一時帰京に際しては、長旅でたまった着替えなどかさばるものが多く、さらにかさばるカップ麺まで持ち帰ることはできません。おそらくは自走で帰着するまでトランクの中ということになるでしょう。果たしてそれはいつのことになるのでしょうか(ニヤリ)
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東北一周花見の旅 2013番外編

2013-05-07 10:07:07 | 東北
業務連絡です。昨日の夕方から活動終了までの記事を先ほどまとめて投稿し、朝から夜までの記録が見かけ上つながりました。「見かけ上」というのは、弘前公園に乗り込んでから昼過ぎに切り上げるまでの記録が一切省略されているからで、一部始終をまとめると十五件もの記事になります。当然ながら、これを今日の限られた活動時間の合間にまとめることは不可能で、過去に積み残した記録ともども後日掲載ということになりそうです。
結局、一日の全記録がまとまっているのは初日、六日目、七日目の三日間だけで、残りの日は多かれ少なかれ更新が追いつきませんでした。帰着後にまとめるといっても、この先三日、四日の一時帰京をはさみつつ旅を続けることからすれば、すぐにまとまるようなものではないかもしれません。北海道から戻った後、梅雨から夏にかけてのシーズンオフに少しずつまとめるのがせいぜいで、後日後日といいながらこのままお蔵入りになってしまう可能性もあるでしょう。とはいえ、これだけ壮大な旅も生涯何度できるか分かりません。今のところは、どんなに時間をかけても全ての記録を残すつもりでいます。完成の暁には、再び業務連絡の形でお知らせする予定です。なお、このメッセージは自動的に消滅します…
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 09:53:13 | 東北
出発します。花見の最盛期に、弘前の定宿に三連泊できたのは僥倖以外の何物でもありませんでした。これでスタンプも三つ集まり、次回は千円のキャッシュバックとなります。来週末は早速恩恵にあずかる予定です(ニヤリ)
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 09:35:32 | 東北
その後空全体が厚い雲に覆われてしまい、宿でしばらく待機したものの、すぐには回復しそうな気配もありません。とはいえ、少なくとも一昨日に比べれば幾分ましではあります。夕方までの持ち時間を考えると、天気待ちをしつづけるのはもったいないため、10時のチェックアウト時刻と同時に宿を出て弘前公園へ向かいます。日中の予想最高気温は9度、今日は昼から上着を羽織っての花見になるかもしれません。
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東北一周花見の旅 2013十一日目

2013-05-07 07:45:21 | 東北
おはようございます。東北一周の花見もとうとう十一日目を迎えました。十日を超える長旅はblog開設以来初めてで、過去を振り返っても十二年前が最後と記憶しています。ここまで旅ができたことにまず感謝したいと思います。
弘前市街の空は厚い雲に覆われながらも、ところどころ雲が切れて青空ものぞいており、米沢に滞在していた頃の空模様に一番近くなっています。これなら、一瞬の晴れ間を狙えば青い空と白い雲と満開の桜が見られるかもしれません。その一方で、路面がまだ濡れていることからして、昨夜宿に戻ってからまた雨が降ったという可能性も考えられ、実際彼方の山は今にも降り出しそうなほどの暗い雲に覆われています。この先どうなるのかは未知数ながら、予報からして回復基調にあることは事実のようなので、少しでも回復が早まってくれることを期待しつつ動きます。
本日決まっているのは、車を置いて六時半の列車で青森へ向かい、最終の新幹線で一時帰京の途につくことだけで、その間の行動は天候次第で流動的になります。ひとまずは、昨日積み残した追手門の周辺を中心に弘前公園を回りますが、何かの間違いで快晴にでもなれば、ここだけで終日消費するのは必至でしょう。そのような虫のよい展開にならなかったとすれば、花見の合間にお昼をとって一風呂浴びるなどしつつ、最後は禅林広場で夕日を眺めて締めくくる予定です。
この天候と平日という条件からして、一刻を争う必要まではないものの、その一方で桜は満開でもあり、どれだけ混むかは未知数です。あまり遅くならない時間に乗り込みます。
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