日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

花見の旅 今年の展望(6)

2013-05-14 23:21:04 | 旅日記
開花予想をにらみつつ、度重なる変遷を遂げてきた花見の旅の全体構想ですが、ここでまたしても変更があります。今回の変更により、帰着は一週延びて6月に突入する予定です。
理由は偏に、開花の遅れがいよいよ北海道にまで波及したことにあります。最新の情報によると、最後を飾る釧路の開花が5月27日となっており、5月の最終週で切り上げる当初の予定では、見頃どころか開花にも早過ぎる可能性が出てきたのです。桜吹雪は根室で6月1日、釧路で6月4日と予想されており、これが的中すれば6月最初の週末が見頃となります。これを前提として動く場合、今後の日程は以下のように修正されます。

5/16-19 上野→弘前→青森→函館→新青森→東京
5/20-23 在京
5/24-26 東京→新青森→函館→札幌→富良野→千歳→東京
5/27-29 在京
5/30-6/2 東京→千歳→釧路→根室→釧路→苫小牧→大洗→東京

これにより、今週末は道南、来週末は道央から道北、再来週は道北が旅の舞台となります。
もちろん、予想が繰り上がる可能性はあり、道東に着いたときには散っていたという局面も考えられるでしょう。しかし、この開花予想はエゾヤマザクラを基準にしてのことで、八重桜でよければ6月でもほぼ確実に花見はできます。このような現状に鑑み、3月の関東から6月の北海道まで、足かけ四ヶ月に渡って花見をするというロマンを追い求めることにした次第です。

もっとも、花見自体は先週末の東北で一区切りついたという感があります。北海道の場合、行く先々に花見の名所があるかというとそうでもありません。その証拠に、ウェザーニュースの「さくらCh.」などを眺めても、道央の名所として掲載されているのが二ヶ所しかなかったりするなど、他県に比べていかに名所が少ないかが分かります。川沿いに延々続く桜並木であるとか、絢爛豪華な夜桜であるとか、内地では見慣れたはずの光景の多くは、北海道へ渡った途端に姿を消します。北海道において桜の木とは、極論するなら数ある樹木の一つに過ぎません。それだけに、天候と開花状況を日に何度も注視するような場面はなくなり、「たまたまそこに桜があった」というだけである程度満足できるというのが実情です。むしろ、これから一時帰京をはさみつつ道東まで旅ができるという楽しみの方が自分にとっては大きいものがあります。もちろんそれに加えて花見もできれば一石二鳥です。

都会では汗ばむ陽気がすっかり定着し、沖縄は今日梅雨入りしました。そんな中、あと三週も花見ができるというのが不思議に思えてきます。しかし、もし実現すれば、後年まで末永く記憶に残る旅の一つになるのは間違いないでしょう。旅はどこまで続くのでしょうか(ニヤリ)
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