東北一周花見の旅 2013Part2 二日目

帰宅しました。見事なまでの空振りに終わった初日と、雲一つない日本晴れに恵まれた二日目が実に対照的でした。天候に見放されたまま終わるという事態も覚悟していたところが、最後の最後で好天に恵まれ、東北での花見は有終の美で幕を閉じたことになります。弘前に着いてからからというもの、どうしようもない悪天候が三日続いた後、こちらが一時帰京するやいなや掌を返したように晴天が三日続き、やっとのことで舞い戻れば今度は無情の雨が降り出すという、運命のいたずらとしか思えない展開でしたが、それも全てこの結末をより引き立たせるための仕掛けだったのではないかという気がしてきます。それほどまでに見事な青空でした。
それとともによかったのは、首尾よく親孝行が果たせたことです。自分と違って、母親にとっては弘前で花見をするなど後にも先にもこの一度きりになるでしょう。それだけに、これこそまさに最高だといえる桜を見せてやれたのは幸いでした。温泉二箇所と、小坂の鉱山事務所に芝居小屋、「しまや」での晩酌、さらには帰りの寝台列車に至るまで楽しんでもらえたようで、これでこそ諸々手を尽くした甲斐があったというものです。

最後の最後で見事な花吹雪を眺め、一世一代の親孝行もできて、東北での花見はこの上ない有終の美を飾りました。次はいよいよ北海道へ舞台を移します。しかしここでまたしても新たな展開が。詳細は後日改めて…