日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 23:05:03 | 居酒屋
夜桜と並ぶもう一つの楽しみ、「はすや」で一日を締めくくります。

★はすや
弘前市上瓦ヶ町1-1-2F
0172-33-6981
1800PM-2400AM(日曜休)

華一風・豊盃×2
お通し(ワラビ)
刺盛り
新しょうがかき揚
いかのしおから正油仕立て
みがきにしん昆布漬け
雑炊
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 22:09:00 | 東北
二時間半の夜桜見物は慌ただしさのうちに終わりました。各地の夜桜が壊滅状態となった今年にあっても、弘前だけは健在でした。明かりの華やかさはもとより賑わいをも含めてです。回れたのはごく一部とはいえ、それは想定の範囲内です。明日も夜桜があるなら当然見物するでしょう。桜まつりは今夜まで、開花状況次第で随時延長というのが例年の取り扱いで、昨年は直後の週末まで延長されました。今年がどうなるかは世相からして不透明ではあるものの、今年の桜は去年にまして長持ちし、まだ満開といってもいいほどの花盛りです。ここで打ち切るのはあまりに無粋です。なんとか延長してもらいたいのですが。
当地で特別照明と呼ばれるライトアップの明かりが消えて、園内には街灯だけが青白く光っています。明かりが消えた途端に見物客が嘘のように消え失せ、あれほど賑やかだった園内が静寂に包まれました。こちらはこちらで風情があり、このままもうしばらく滞在したくなるところ、後には居酒屋が控えているため、明日の再訪を期して一旦引き上げます。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 19:25:24 | 東北
日没後になってようやく真打ちの登場です。弘前公園の夜桜を見物します。弘前公園の夜桜は、時間との戦いに明け暮れる花見の旅においても、とりわけ激しい戦いが求められる場所です。今年の夜桜は終了時刻を一時間早めた短縮版で、持ち時間は10時までの二時間半です。日没からの時間は鶴ヶ城の倍あるとはいえ、普通に回れば四、五時間はかかる広大な園内だけに、一晩では全く足りません。一周するのはもとより不可能ですから、狙いを定めて回るしかありません。現在の気温は8度、長袖2枚でも肌寒く、今季初めて上着を着ての花見となります。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 18:40:36 | 東北
MOSで思ったよりも時間を消費し、温泉へ行く時間がなくなってしまいました。この後は夜桜、さらに後は居酒屋が控えているため、今夜の温泉はなくなりそうです。時間がないのにMOSというのは正しい選択ではなかったかもしれませんorz
さて、禅林広場に戻ってみると、先ほどまで岩木山にかかっていた雲が嘘のように晴れて、王冠のような頂と左右に流れる裾野が影になって夕空に浮かんでいます。そして手前にあるのは、高台の広場から張り出すように立った三本の桜です。まさに思い描いた通りの、いやそれ以上の見事な夕景です。しかも見物客は他になく、かくも見事な夕景が自分だけのものになっています。こんな穴場があるとは知りませんでした。温泉を犠牲にしてまで戻った甲斐がありました。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 18:07:37 | MOS
腹ごしらえには久方ぶりにMOSを選択します。といっても新規開業した店ではなく、古きよき味わい深い店でもありません。これといった候補もなく、温泉へ向かう途中にあったためその場で決めたというのが真相です。やはり花見での飲み食いはおざなりになりがちです。
ただし、この店には思い出があります。今から十数年前、初めて一人で東北を旅した時、弘前で一夜を明かしたことがあります。時期は三月の上旬、都会では日増しに春めいてくる頃だというのに、東北では至る所に雪景色が残って、中でもとりわけ雪深かったのが津軽平野でした。駅前の宿からどうにか歩けるMOSがあると当たりをつけて、駅を背にしてバイパスへ向かって歩くと、それまで穏やかだった空から雪が舞い降り、やがて視界を遮るほどの吹雪に変わって、それ以上の前進を断念して引き返すという体験をしたのがこの時でした。今となっては晴れた空から雪が降るなど当たり前とはいえ、雪のない都会で生まれ育った自分は、いまだかつて見たこともない津軽の雪の降りように驚いたものです。その時目指したMOSというのが、この弘前城東店なのです。当時の赤い看板は緑に代わり、店内も改装されてはいるものの、かまぼこ型のファサードから往年の姿が偲ばれます。
ちなみに、その後再挑戦して宿願を達成したのは、うって変わってうだるような真夏の夜でした。そしてこの時にも思い出深い出来事が。その話はいつか再びこの店を訪ねる時までとっておきたいと思います…

モスバーガー弘前城東店
青森県弘前市高田3-1-10
0172-28-1055
800AM-100AM
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 17:27:30 | 東北
さてこの後の予定についてですが、花見を中座し腹ごしらえして一風呂浴びてこようかと思っています。先ほどから日差しが雲間に隠れて弱くなり、さりとて日没までにはまだ早いという状況のため、夜桜に備えて手を打っておこうという次第です。結局弘前公園は夜桜だけということになるものの、明日に回せばよいので問題はありません。
現在の気温は10度、数字以上に冷えるのは昼間と同じで、肌着の上に長袖を二枚着てもひんやりします。もしかすると日没後は出発以来初めて上着の出番があるかもしれません。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 17:00:34 | 東北
最勝院で二時間費やしたのに続いて、十本そこそこの桜があるに過ぎないこの広場にも一時間以上を注ぎ込んでしまいました。しかし、常々申しているように桜は数ではありません。寄り道に一日費やしても喪失感はなく、むしろそれ以上の新しい発見ができた充実感というものがあります。
風に吹かれる高台だけに、市街で散りかけていた桜がここではまだ満開です。赤っぽい花芯を大ぶりな五枚の花びらが丸く包み込む、これぞ去年も眺めた弘前の桜です。この花を今日の天気で観るために、私は五日待ちました。スケールこそ違えど、黒沢監督の「晴れ待ち」のようなものです。その苦心は報われました。序盤の悪天候も全て吹き飛ぶ見事な桜です。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 15:49:20 | 東北
寺町の禅林広場を訪ねます。二月に訪ねたときには歩けないほど一面雪に埋もれたこの広場で、今は見事な桜が奥へ向かって十本ばかり花を咲かせて、空の青さと芝の緑との間で鮮やかな色彩を放っています。突き当たりには、さらに年季を重ねたであろう老木が、今度は少し離れて横方向に三本並んで立ちます。その木を目指して広場を奥まで進めば、高台の北側に弘前市街が一望でき、西を見やれば残雪の岩木山が聳え立ちます。山頂は雲を被っているものの、傾き出した日差しが雲海を黄金色に染めており、これはこれで絵になります。桜越しに望む岩木山といえば、なんといっても真正面に山を望む弘前城の本丸が圧倒的に有名ながら、山を左に、三本並んだ桜を右に配したこの絵柄もきわめて秀逸です。お立ち台と化して新味のない本丸は観光客があらかた引ける明日に回して、今日はこの広場で日暮れを迎えてもよさそうです。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 15:21:38 | 東北
最勝院での花見がようやく終わりました。ただ歩くだけならものの十分とかからないこの境内に延々二時間費やして、日も少しだけ傾いてきました。しかしまだ寄り道は終わりません。この分だと、弘前公園は夕暮れ時と夜桜のみという、今年の高遠のような結果になりそうです。とはいえ明日があります。柄にもなく慌てず急がず進みます。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 14:46:53 | 東北
北国では梅と桜が並んで咲く、話に聞いたその光景を初めて目にしたのは去年の花見の旅でした。津軽の梅は今年も小さな花を咲かせています。去年最後に梅を見たのは五月中旬の札幌、今年はいつまで梅が見られるのでしょうか。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 14:40:41 | 東北
小さなお宮の傍らに見事な幹回りの一本桜が立ち、午後の斜光線を浴びて影をなすお宮と白く光る桜との対比が秀逸です。舞い散る花びらがお宮を背にして浮かび上がります。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 14:24:02 | 東北
五重塔を枝垂れ桜が彩ります。これまで何度も眺めた角度とはいえ、日本晴れで桜が咲くといつにもまして絵になります。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 13:53:37 | 東北
山門の前に立つ樹齢二百五十年のエドヒガンと、その向こうに聳える五重塔の取り合わせが見事です。さらに境内では枝垂れ桜が咲き揃い、かなり滞在時間が延びそうな勢いになってきました。なお、結論だけ申しますと、津軽には二日間滞在する方向で固まりました。詳細は後ほど…
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 13:13:47 | 東北
最勝院を訪ねます。昨年の花見の時は日が陰ってしまったため、晴天時に訪ねるのはこれが初めてです。快晴の連休最終日で修羅場と化しているであろう弘前公園をよそに、こちらは適度な人出で、参道の石畳にはらはらと花びらが舞い降りています。現在の気温は14度、しかし体感温度の冷たさはこれまで過ごした南東北の比ではありません。長袖で日中を過ごすのは、雨に降られた二日目の会津以来のことです。
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東北一周花見の旅2011 六日目

2011-05-05 12:57:55 | 東北
お昼の後は毎度おなじみ富田の清水で喉をうるおします。今回の旅では何回世話になるのでしょうか。ちなみに、弘前公園までの間にまだいくつか立ち寄る予定です…
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