日本列島旅鴉

風が吹くまま西東、しがない旅鴉の日常を綴ります。

北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 20:07:39 | 北海道
八時を過ぎたところで、函館山の向こうの残照がようやく暗闇に変わりました。もう少し早く立ち回ることができれば、その様子を山頂から見届けるにもやぶさかではなかったのですが、今から向かっても先週と同じ夜景を眺めるだけです。今日は夜景をパスして投宿し、酒場で一献傾けることにします。
しかしよくよく考えれば、温泉を後回しにしてロープウェーで山頂へ直行すればよかったわけです。それにもかかわらず、その時点では一風呂浴びて投宿して駅前からからバスに乗るという行動が頭の中で出来上がっていて、ロープウェーに乗るという発想が出てきませんでした。黄昏時の函館山を訪ねる絶好の機会だったにもかかわらず、とんだ失策を犯してしまいましたorz
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 19:40:31 | 北海道
一風呂浴びたところで函館公園に戻ってきました。気温は11度で無風、函館山の向こうにはわずかながらも明かりが残って、東の空には丸い朧月が出ています。当然ながら提灯もライトアップも露店もなくなっており、八重桜が橙色の街灯を浴びてぼんやり光っているだけです。この先道央、道東へ行っても華やかな夜桜はなく、街灯か月明かりの下で眺める桜がせいぜいになります。都内の開花から二ヶ月と十日が過ぎ、花見の旅もいよいよ大詰めにさしかかってきました。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 19:03:25 | 温泉
先週に続き谷地頭温泉に立ち寄ります。温泉が豊富な函館へ来たのですから、宿の風呂でお茶を濁す手はありません。

★谷地頭温泉
函館市谷地頭町20-7
0138-22-8371
600AM-2200PM(第二第四水曜定休)
入浴料400円
泉質 ナトリウム-塩化物泉(中性高張性高温泉)
泉温 65.1度
pH 6.4
湧出量 330l/min
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 18:47:09 | 北海道
再び函館漁港に戻って日没を見届けます。絹のような雲が右下から左上へ向かってたなびいています。これまで北海道で何度となく眺めてきた、息を呑むほど鮮やかな色合いの夕空ではないものの、背後に鎮座する函館山の向こうから満月が顔を出すなど、なかなか印象的な夕景です。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 18:07:44 | 北海道
五月の北海道の日は長く、六時を過ぎてもすぐ暗くなりそうな気配はありません。続いて立ち寄るのは西埠頭です。煉瓦造りの倉庫がいい味を出しています。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 17:44:58 | 北海道
函館漁港を訪ねます。駅前の朝市の規模からして勝手に大漁港を想像していたところが、ごく小さな漁港だったのは意外でした。なじみの深いところでいうと、黒部漁港が一番近いでしょうか。夕景が絵になるところもよく似ています。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 17:07:00 | 北海道
月並みなものもさることながら、そこかしこに残る木造の洋館や古い蔵造りの建物も捨てがたいものがあります。日没までの限られた時間で、どれだけ訪ねることができるでしょうか。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 16:37:06 | 北海道
続いては八幡坂に立ち寄ります。あまりに月並みな観光地とはいえ、高台からまっすぐ下りた坂の向こうに函館港と羊蹄丸が現れるという眺めには絵葉書的な美しさがあり、西日を受けた今の時間はなおさらです。
結局、あまりに天気と眺めがよすぎて、函館市街で時間を消費しすぎてしまいました。今から森へ行っても時間的、距離的には中途半端にならざるを得ないため、オニウシ公園は明日に順延ということにします。あちらはまだ満開で踏みとどまっていると聞いているだけに、今日の晴天下で眺めたかったという思いは残るものの、函館から往復100km走らなければならないことを考えると、この絶景をかなぐり捨ててまで行く必然性はないでしょう。函館でも八重桜と山桜で十分花見はできるため、今日は終日函館滞在ということになりそうです。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 16:04:07 | 北海道
延々二時間滞在してようやく終了。麓へ下りれば函館公園です。ソメイヨシノは当然ながら葉桜に変わった、というより元々葉桜同然だっただけに、前回眺めた時と比べても五十歩百歩といったところでしょうか。代わって目立ち始めたのが八重桜で、満開の一歩手前といった頃合いです。先週弘前で八重桜が満開だったことを考えると、函館の八重桜は津軽平野に一週以上遅れて咲いていることになります。これでは先へ進まないのも当然です。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 13:50:39 | 北海道
函館山に着きました。麓で11度だった気温は逆に上がって13度、日差しもあって半袖でも快適に過ごせる天候になっています。そして、なにより刮目するのが空と海の青さです。展望台に立てば、夜景では分からなかった山並みが右から恵山、中央に横津岳、左に駒ヶ岳の順で連なり、駐車場からは松前半島、津軽半島、下北半島が一望できます。シーズンオフの平日だけに、見物客の姿もほとんどなく実に快適。これは滞在時間が延びそうです。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 13:04:37 | B級グルメ
呑み屋に関してはそれほどでもない函館の街ですが、お昼の選択肢には事欠きません。本日は前回看板で振られた「元祖小いけ」でカレーをいただきます。「本店」よりもこちらの方がより香辛料を引き立たせているように感じられるものの、それは言い換えると濃厚さに関しては「本店」の方が上ということでもあり、どちらも甲乙付けがたいものがあります。

元祖インドカレー小いけ
函館市宝来町22-4
0138-23-2034
1100AM-2000PM(正月休)
大ハンバーグカレー990円
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 12:51:12 | 北海道
相棒を引き取って出発します。中四日での再会となりましたが、今まで感じていた漠然とした不安が、今回はそれほどでもなかったように思います。一昨年の花見で一時帰京という奇策を初めて使ったとき、たった一日離れただけでもいいようのない不安を抱いたというのに、人間慣れれば慣れるものです。
四月下旬の出発に始まる長旅も来週末をもって終わり、次回はようやく相棒を連れ帰ることができます。帰着後は一年点検に入り、自身ともども梅雨と夏とをやり過ごすシーズンオフに入るわけです。しかし、旅がもうすぐ終わるという実感は今のところまだありません。来週末、最後の花見を終えて釧路を出るときに初めて、そこはかとない感慨が押し寄せてくるのでしょう。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 12:30:07 | 北海道
函館に着きました。空は期待通りの清々しい快晴です。それとともに驚くのが体感温度の違いで、日陰に入ったり風を受けたりすれば、半袖では肌寒く感じられてきます。函館山に登るなら間違いなく長袖が要り、それも一枚では足りないかもしれません。今更当たり前過ぎる事実ではありますが、北海道の季節感の違いをありありと実感します。
この後は、腹ごしらえを済ませてから函館山に登り、時間が許せば森のオニウシ公園で花見に興じて、夜は函館に泊まります。夜景は先週眺めたため、今回は酒場で一献傾けるのもよさそうです。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 10:45:21 | 関東
列車は津軽半島を北上中です。水を張った田圃が徐々に増えてきたとはいえ、見渡す限りまだ二割、三割でしょうか。盛岡まではあらかた田植えが終わり、稲も育ってきたのに対して、津軽の田植えはまだこれからといったところのようです。
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北海道花見の旅 2013Part2

2013-05-24 10:24:20 | 北海道
列車を乗り継ぎ函館へ向かいます。新幹線が着いてから発車までの待ち時間は実に31分、もはや「接続」と呼ぶには値せず、単なる「乗り換え」に過ぎません。しかも、在来線のホームが一面しかないために、始発列車も発車の数分前まで入線しないという始末です。今ならまだよいとしても、冬場には吹きさらしのホームで20分以上も待たされることになります。スピードアップを大々的に喧伝しておきながら、その実乗客にはこれほどの不便を強いるのですから、羊頭狗肉もいいところです。
しかし救いなのは、この鬱積した気分も吹き飛ぶような清々しい空が広がっていることです。綿のような大きい雲がいくつも浮かんだ初夏らしい空で、しかも風は涼しく、半袖ではいささか肌寒く感じられます。この空が函館まで続いていれば、何はさておき函館山に登るのがよさそうです。

★新青森1016/スーパー白鳥11(4011M)/1222函館
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