金銭感覚の相違★

今日は、猫仲間の友人とパスタランチをすることになっていた。約束の12時前にお店に行って席を取り、彼女が来るのを待った。12時少し過ぎに彼女がやってきた。早速パスタを注文し、お互いの近況を話し合う。私は就職活動の大変さをあれこれと話し、彼女は昨日まであった研修の様子を色々と話してくれた。

話の話題は彼女の友人達の話になっていった。彼女がいつもお洋服を買っているブティックの店長がお得意様たちを集めて月に一回くらいの割合でお食事会をしている。同年代が揃っていてなかなか楽しそうなお食事会だ。その中にネールをしてくれる友人もいて毎回綺麗にネールをしてもらっていた。今回はペディキュアも綺麗にしてもらっていて、手の爪はネールアート、足の爪はネールジュエリーで夏を意識した可愛いネールになっていた。で、話題は次第にショッピングの話になってくる。

『いつも店長が私をイメージして服をお取り置きしてくれているんだ。デニムの白のハーフパンツなんだけど、横の方に刺繍がパァ～っとしてあってすっごく可愛いんよ。9万くらいって言っていた。』
『へっ、高～～い！』
『スカートもお取り置きしてもらっていたんだけど5万のスカートが安いって感じたよ！』
『はぁ～！私なんか安物の2,000円のパンツを買うのも迷うのに…！で、その白いデニムのパンツ買うの？夏は汗かくし、しょっちゅう洗濯するから余り高いのもねぇ～！』
『そうなんよ。刺繍があるからネットに入れて洗濯しないといけないし、流石に白いパンツに9万円の払えんけぇ、止めといたわ。あそこで買物していたら金銭感覚が麻痺してくるんよ。』
『みんな、結構見栄を張っているんじゃないの？』
『それはないんだけどね。』
『ふ～ん！じゃ～、年間のカード使用料が軽く100万円を超えているね。』
『そうなんよ。いつだったか、店長が“○○さんの購入金額、うちの店で2番目よ”って言われたことがあったのよ。私、そんなにセレブじゃないし、それからは買い物を控えるようにしたんよ！』

確かにそこのブティックは、某デパートにテナントとして入っていて、私もバーゲンの時だけチラッと除くことがあるんだ。それでも私にとっては値が張るのでとてもじゃないけど買うことが出来ない。いつも見るだけ…。

食後、アーケード街をブラブラしながら今度は化粧品の話になった。
『この前メールした時、リップクリームが買いたくてショッピングモールへ行ってたんよ。』
『それっていくらしたの？』
『6,800円！やっぱり値段が高いものがいいっていう意識があるんよ。品質もいいしね。』
『ひゃ～、何か私とは金銭感覚が違いすぎるぅ～～～！』
あぁ～あ、私なんてそこらへんのドラッグストアで100円のリップクリームを使ってるわよん！