奈良県から三重県に入り香落渓を通って、奈良県側になるかと思いますが、
曽爾高原を夕方に歩いてきました。
青蓮寺湖から名張川沿いの細い国道を抜けると紅葉谷。夕方に近かったですが、
青空で対面する斜面の白っぽい岩と紅葉が見頃でした。
曽爾高原はこの時期の景色も写真集で見たように思い出かけたわけです。
お亀池の側を通り登っていきます。ススキの穂は見頃時期を過ぎている
ように思いました。亀山峠がある上の道まで登りますと展望が開けます。
まだ散策されている人も少しおられ、日没に近かったので、その時は
どんな景色になるのかとしばらく待って西の空を見ていました。
日没後下りますと、こんどは東の山の上にお月さんが見えていました。
この景色はあたりまえとも思われますが、私は宇陀の方(阿騎野)でのかぎろいを
観る会という催しが厳寒期に行われていて一回だけ参加したことがあります。
日の出前の東の空が染まっていき反対の西の空に月が沈もうとしていることを詠んだ
柿本人麻呂の万葉集の歌があります。それを思いちょうど反対だなと思って歩いていました。