今日の一枚

時折、季節の写真などを掲載します。

馬ノ鞍峰 (2)

2014-05-10 | 山歩き

 奈良県南部の馬ノ鞍峰山歩きの続きです。

1時間半ぐらいの歩きで尾根道に出ます。
私が最初に行ったときはほとんどなかったのですが、赤いテープなどで迷わないように
印が付けられていました。
落ち葉がものすごくたい積した急な斜面を登り切って尾根に出たときは若干風もあって
見晴らしがよくなります。それからは次々に花が現れますので疲れを忘れます。

 尾根道は緩やかな勾配で丸くなっていてそこにヒメシャラやブナなどの大木が林立しています。
ブナなどは新芽がこれから出てくる時期で見晴らしはいい方です。
葉っぱが出そろったらものすごい大木が多いですのでうっそうとしてしまうと思います。

 うっそうとする前の今の時期にオケボノツツジが淡いピンクの花をつけます。
大きいものでは5mを超えているようにも思います。あちこちに細い枝を伸ばし花が咲いています。
あまり近づきますと写真としては何か分からなくなります。

 遠目では新緑の緑や葉が出る前の枝が多い景色の中で独得の色合いでかなり目立ちます。
斜面の下の方にも咲いているのが見えるのですが、容易に近づけません。滑りやすそうです。
別世界に迷い込んだような雰囲気。それが次々に表れて続きます。アケボノツツジがこれほど咲いているとは思いませんでした。もう少し後になってシャクナゲの見頃時期にはアケボノツツジの花はなく枝と葉っぱだけになっているようです。次々に主役が交代するような時期、場所ですね。

 写真としては主役だけを撮るのは難しく、自然そのまま、いろいろな木々の間で咲いているものですから。

 小さい写真のクリックで拡大写真も見られます。日陰で少し色が濃く出ているようにも思いますが淡いピンク色です。花が開ききるにつれて色も薄くなっていくようにも思います。