今日の一枚

時折、季節の写真などを掲載します。

十津川村の果無集落と熊野古道歩き 

2016-07-23 | 山歩き

梅雨が明けました。蝉の声もひっきりなしに聞こえる季節になりました。
暑中お見舞い申し上げます。

 日程の都合がつき思い立って奈良県南部十津川村から熊野本宮大社方面へ
出かけてきました。
世界遺産に熊野の参詣道がなってからどんな所か見てみたいと思っておりました
今回行っていなかった十津川村の果無山脈などの熊野古道を少しだけ歩いてきました。
本宮大社近くの熊野古道は海外の人も来られていました。

 十津川村の昴の里に車を置いて、最初に吊り橋を渡りましたが、それだけで
本当にビビッてしまいました。その高さと揺れと足下の板の頼りなさで。

 果無山脈が高くそびえているのがみえる果無集落では、有名な岩本さんの家で
休憩させてもらいました。十津川村の観光ポスターに大きく載っている場所です。

 果無山脈が向こうに高くそびえているのを岩本さんに教えてもらいその
高さにちょっとびっくり。少し低くなった果無峠まで3時間ぐらいの登りか
もしれません。湿気の高さもあり、今回は途中までも上るのはあきらめました。
いつか挑戦してみたいですね。

 果無は「はてなし」と読みます。えんえんと道が続くイメージです。
十津川村観光協会の世界遺産の参詣道小辺路(こへち) や果無集落の説明は、
コチラから。



 発心門王子から本宮大社までの道はどこにでもある山道のようでした。
ただ見晴らしのきく場所から熊野川を見下ろしたり、熊野本宮大社 旧社地
「大斎原」を見下ろす景色はこのために来たようなものでした。

 昔平安貴族も熊野川中州にあった旧本宮大社(大斎原)へ向かいました。
その到着間近に見えた景色にはさぞ感激したと思います。
江戸時代に描かれた旧社地の様子が隣の展示館で掲示されていました
特別な場所を思わせる条件が揃っていたように思います。 

 明治22年の大水害で被害を受け、その一部が現在の場所に移転されたようです。m
現在水田になっている所も、昔は川の中州の一部だったのでしょう。