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ドラえもんの「糸なし糸電話」と「腕ラジオ」

『ドラえもん』の「進化退化放射線源」という話では、ラジオの進化形として「腕ラジオ」が予想されている。テレビ、テープレコーダー、トランシーバーがついており、むしろ腕時計にラジオと通信、録音、再生機能がついたようなものである。
今の携帯電話のワンセグ(携帯受像機)に近い。

また、未来の照明は天井と壁全体が光るもののようで、これも近いうちに実現しそうである。

『のび太と鉄人兵団』でドラえもんが「糸なし糸電話」を使っているが、この電話は空中に浮遊して音を受信するものだった。これは反重力機能であり、21世紀初めでも実現していない。

その代わり、今の携帯電話は「糸なし糸電話」に時計と写真機とタイプライターがついているようなものだ。
ドラえもんの道具で「トレーサーバッジ」があり、バッジから出る電波を受信して地図に表示し、誰がどこにいるかわかるというもので、これも今の携帯電話にそういう機能のついたものがある。

しかし、『ドラえもん』では便利な道具に頼ったのび太たちが失敗することが多い。
今の携帯電話はいろいろな機能がある一方、それがないと時間もわからず、知人の連絡先もわからないということになる。携帯電話を持っていても腕時計を別途に使っていれば、携帯電話の電源が切れても、また、家に置き忘れても時間はわかる。
むしろ、携帯電話で時間がわかるからということで腕時計を持たなくなった人のほうが問題である。
1週間で電源が切れて、家で充電しないといけない「時計」など不便なだけだ。

そうなると、携帯電話が使えない時の予備として腕時計もカメラもメモ帳も準備しているほうが安全である。これなら通話だけの高齢者用の携帯電話を持っていても同じことだ。
パソコンを使っている人も、それとは別に計算用に電卓を使うはずだ。日常、算盤を使う人はほとんどいなくなったが、電卓はすたれていない。コンピュータは本来、計算機なのだから、パソコンにも電卓機能があるのだが、計算だけのためにパソコンを使う人は少ないだろう。

人類にとって空を飛ぶことは夢であった。
『キテレツ大百科』ではキテレツの先祖が江戸時代の幕末に飛行機やタイムマシンまで創っていたことになっている。

しかし、飛行機が日常となった今の社会、旅客機の墜落事故、航空会社の経営破綻などが社会問題となっている。
夢は実現したら日常になり、むしろ面倒なものになる場合が多い。

前後一覧
〔2015年(平成27年)4月

関連語句
糸なし糸電話」と「腕ラジオ

参照
「糸なし糸電話」と「腕ラジオ」 (周辺機器) - Yahoo!ブログ
ドラえもんの“秘密道具”の実現 - teacup.ブログ“AutoPage”
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