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『あまちゃん』の時代考証

「あまちゃん」の時代考証
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「あまちゃん」は面白そうなのだが、個人的に毎日同じ時間にテレビをつけて同じチャンネルに合わせる習慣がなくなってしまったので、どうしても時々たまに見るだけになる。PC使いながら携帯電話で見ようとしても携帯電話の場所や角度が少し変わっただけで何度も映像が止まるので見るのをやめてしまう。
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「三丁目の夕日」「梅ちゃん先生」など、ドラマで昭和を扱う時は題材が昭和30年代に偏っていたが、「あまちゃん」では昭和60年前後が扱われているようだ。昭和のイメージは一つではない。
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NHKのドラマでも朝の連続テレビ小説の時代考証はまだ丁寧な方で、大河ドラマの方が時代考証が無視される傾向がある。『江~姫たちの戦国~』で江(演:上野樹里)が「やったー、伯父上に会える」などと絶叫。『おひさま』では井上真央がこの「やったー」を昭和初期には使われなかったとして注意していた。
大河ドラマに出てくる戦国の姫より、朝ドラに出てくる昭和初期の「終戦」前後の乙女の方が「古風」に見える。
大河ドラマ『江』の江姫は「のだめに見える」と言われた。私は『のだめカンタービレ』を見たことはないが、要するに上野樹里が演じた江が現代っ子に見えたのだろう。
一方で『おひさま』の井上真央が演じた須藤陽子が「『花より男子』の牧野つくしに見える」などと言われた話は見当たらない。

嬉しい時の「やったー」に1975年(昭和50年)に始まった水島新司の漫画『一球さん』で見受けられるが、これが定着したのは1977年(昭和52年)のアニメ『ヤッターマン』の時期であろう。

嬉しい時の「やったー」に関しては大野敏明氏が『坂本龍馬は笑わなかった』の127~128頁で指摘していた。

Y!Blog
『おひさま』【作品】
大野敏明著『坂本龍馬は笑わなかった』産経新聞出版
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