「わにる」は「照れる」や「人見知りをする」の意。
例文1
「わにちゃうなー」=「照れてしまいます」
「子供がわにた」=「子供が人見知りをした」
「わにる時期」=「人見知りする時期」
「わにるようになっちまって」=「人見知りをするようになってしまって」
例文2
※織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
織田信長 「とくちゃ きのうは おもしろいとこ みちまったんね。
ひでちゃが ねねさに すきだっていわれて
まっかなかおして 『おらもせー』っていってるとこ
みちまっただいね。」
徳川家康 「ほんまかい。
ひでちゃも あんな かおしてて もてるだねー。
おっ、 ひでちゃ が きたじー。」
織田信長 「ひでちゃ きのんなは よかったいねー。
おらー みちまったじー。」
豊臣秀吉 「えっ なにー みただい。」
織田信長 「ねねさに すきだっていわれたとこせー。」
豊臣秀吉 「えー みられていただかい。
あんまり ひとにゃー いわなんどくれね。
あんまりいわれりゃー おらー わにちまうでね。」
例文2の標準語(?)訳
織田信長 「徳川家康さん 昨日は面白い場面を見てしまいましたよ。
豊臣秀吉さんがねねさんに好きだと告白されて
真っ赤な顔をしながら『私もです』と言っているのを
見てしまったのですよ。」
徳川家康 「本当ですか。
豊臣秀吉さんもあのような顔をしているのにもてるのですね。
おっ、豊臣秀吉さんが来ましたよ。」
織田信長 「豊臣秀吉さん 昨日は良かったですね。
私は見てしまいましたよ。」
豊臣秀吉 「えっ何を見たのですか。」
織田信長 「ねねさんに好きだと言われた場面をですよ。」
豊臣秀吉 「なんですか見られてしまっていたのですか。
あまり周りの人たちに言わないでおいてくださいね。
あまり言われれば私は照れてしまいますので。」
例文3
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
織田信長 「とよさ こんぼこ まんこして どこいくだい。」
豊臣秀吉 「かかさとよめが なっぱ つけてるもんで
おこもりせー。」
織田信長 「どれ こんぼこの かお みせてみましょ。」
豊臣秀吉 「ちょうど わにる じきだで なかれるじー。」
織田信長 「なきゃー ないたのときせー どれどれ。
おや とよさに になんで びじんじゃーねーかい。
だれに につらいねー。」
豊臣秀吉 「ばかなこん ゆうない。
おれに にたで びじんじゃーねーかい。」
例文3の標準語(?)訳
織田信長 「豊臣秀吉さん 赤ちゃんを背負って何処へ行くのですか。」
豊臣秀吉 「奥さんと嫁が野沢菜漬けをしているものですから
孫の子守をしているのですよ。」
織田信長 「どれ孫の顔を見せて下さい。」
豊臣秀吉 「丁度人見知りする時期になっていますので泣かれますよ。」
織田信長 「泣けば泣いたの時ですよ、どれどれ。
おや豊臣秀吉さんに似ないで美人ではないですか。
誰に似たのでしょうね。」
豊臣秀吉 「馬鹿な事を言わないで下さい。
私に似たから美人なのですよ。」
例文を作るのが文才の無い私には難しい物があります。
高校時代の仲間と飲んでいる時に話していることばなどがかなり参考になっています。
里。様も社長のもとであと一年間松本弁で鍛えられると生まれながらの松本人より松本人になるかもしれないですね。
発音もblogで表現できるといいのですが。
「わにる」は松本地区独特の方言なのかもしれません。
「おつんべこ」は我が家では「おつべんこ」・「おつくべ」と言っていました。
語源が分かるともっといいのでしょうが、なかなか候補が浮かんできません。
「みちまったじー」などは、カワイ過ぎます。
私、この『我が家の松本弁』の大ファンですが、
どうも例文を読んでいると、私の会社の会長が話しているように
頭の中で声が変換してしまいます…。
(いつも聞いているからなのでしょうが…)
~しましょ、とか、~じー、とか、~せー、とか。
松本弁がどんどん好きになっています。
最近は、電話に出た時に知らず知らず松本弁っぽく話している私がいて、ドキッとします。
(嫌だと云うのではなく…)
いつも楽しみにさせて頂いています!
こちらで仕事を始めて 初めに覚えた松本弁(笑)
信州広し・・・善知鳥を越えたら聞いたこともありませんでした
でも『おつんべこ』が通じないのはちょっと悲しかったなぁ