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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

ウマヅラハギ(馬面剥)の刺身

2022-05-30 | 食べ物
海無し県の長野県ですが、冷蔵輸送の進化の恩恵を受けて、何とスーパーでウマヅラハギ(馬面剥)の刺身を購入する事が出来ました。

ウマヅラハギ(馬面剥)の刺身
ウマヅラハギ(馬面剥)の刺身と肝が盛られたパックです。

ウマヅラハギ(馬面剥)の刺身

ウマヅラハギ(馬面剥)の刺身

早速、肝を醤油でのばし肝醤油を作り、刺身につけていただきます。
歯ごたえのある白身と、肝醤油の少し濃厚な味とが噛むほどに口の中に広がります。
令和に生きる一庶民である私が、江戸時代の松本藩主がこの松本で食べる事が出来なかったウマヅラハギ(馬面剥)の刺身を食べる事が出来ています。
いい時代になりました。

私は海釣りは一度しか経験がありません。
大学2年生の時になりますが、仲の良かった違う学部の鹿児島出身の友人の所に遊びに行くことになり、松本から学割を使い特急ではなく急行を使い長い時間をかけて鹿児島まで向かいました。
長い事電車に乗り鹿児島へ着いてからいただいた芋焼酎のお湯割りのうまかった事、うまかった事。
そして、その友人のお父さんが屋久島の小学校の校長先生だったので、フェリーで屋久島へ渡りました。
屋久島では何をするでもなく1週間ばかりを過ごしましたが、一度友達が海釣りに連れて行ってくれました。
記憶は定かではないのですが、5m程の高さの岩場から海面を見ると奇麗で透明感のある海、沢山の魚(30cm程だったでしょうか)が泳いでいるのがはっきりくっきりと見える海でした。
餌を付け釣り糸をたれますが、全く私の餌にはいつまで経っても食いついてくれません。
帰ろうかという最後になって私の餌に食いついてくれたのがウマヅラハギ(馬面剥)でした。
これが私の海釣りの最初で最後の釣果となりました。
友人からは釣れたたった一匹の魚がウマヅラハギ(馬面剥)だったと散々馬鹿にされてしまいましたが、一匹釣れて良かったと思うと同時に、私には海釣りは向いていないと感じた日でもありました。

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