花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

アマドコロ(甘野老)・ナルコユリ(鳴子百合)

2011年06月13日 | 草花・植物

ユリ科アマドコロ属

アマドコロ(甘野老)の名前の由来
根が山芋のような根塊。この根が「トコロ(野老)」(ヤマイモ科)に似て、甘くて食べられるので「甘ドコロ」になった。
「野老」は文字通り、野の老人。海の老人が「海老」。
ごつごつ曲がった根が、腰が曲がったように見える。
「イズイ」は「アマドコロ」の根茎に付けられた生薬の名前。

ナルコユリ(鳴子百合)の名前の由来
花がたくさんぶら下がった様子を、鳥を追う「鳴子」に見立てた。

百合の由来 ヤマユリのページ

アマドコロとナルコユリの見分け方

花のついている数の違い  アマドコロは1-2個、ナルコ百合は2-5個
花の付け根          アマドコロは緑の突起がなく、ナルコユリには突起がある
茎                 アマドコロハ角ばっているが、ナルコユリは丸い
葉              「 アマドコロハ広く、ナルコユリは細い」 とあるが、背丈の低いアマドコロのは細い。

山菜「ナルコユリ」茹でると緑になる
食べ方

ナルコユリ 「山のアスパラ」と言われる位風味があり、美味しい。若芽を食べる。茹でただけ食べられるのも、低カロリーで嬉しい。
        「ホウチャクソウ」と間違わないようにする。

アマドコロ 根も美味しいが、貴重な野草なので、採集は控える。若芽は歯切れが良く、甘みがある。 

  
  アマドコロ                               フイリナルコユリ            原発廃炉に向けて

 



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