花の名前・木の名前・名前の由来

草花や木についている名前の由来。誰が付けたか分からないけど、知って納得のもの、「?」のもの、いろいろあって、面白い。

村上春樹カタルーニャ講演「日本人は核にNOーを」

2011年06月12日 | 脱原発・原発廃止へ


日本の木と言えば、やはり「オオヤマレンゲ」
気温が高いと、本当に一日花で終わってしまいます。
長い蕾の間の「待ち時間」が、楽しい花です。




6月9日のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式で配布された作家、村上春樹さんの受賞スピーチの原稿からの抜粋です。村上さんがこのようなメッセージを出したのは、嬉しいことです。
社会に影響力を持つ人たちが、どんどん発言して、原発の真実を日本国民に訴えて欲しいと思います。

(前略)  戦後の日本の歩みには二つの大きな根幹がありました。ひとつは経済の復興であり、もうひとつは戦争行為の放棄です。どのようなことがあっても二度と武力を行使することはしない、経済的に豊かになること、そして平和を希求すること、その二つが日本という国家の新しい指針となりました。
(中略) 我々日本人が歴史上体験する、二度目の大きな核の被害ですが、今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。 (中略)
  我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。
 我々は技術力を結集し、持てる叡智を結集し、社会資本を注ぎ込み、原子力発電に代わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追求すべきだったのです。たとえ世界中が「原子力ほど効率の良いエネルギーはない。それを使わない日本人は馬鹿だ」とあざ笑ったとしても、我々は原爆体験によって植え付けられた、核に対するアレルギーを、妥協することなく持ち続けるべきだった。核を使わないエネルギーの開発を、日本の戦後の歩みの、中心命題に据えるべきだったのです。
 それは広島と長崎で亡くなった多くの犠牲者に対する、我々の集合的責任の取り方となったはずです。日本にはそのような骨太の倫理と規範が、そして社会的メッセージが必要だった。それは我々日本人が世界に真に貢献できる、大きな機会となったはずです。しかし急速な経済発展の途上で、「効率」という安易な基準に流され、その大事な道筋を我々は見失ってしまったのです。

 


(後略)全文はhttp://blog.goo.ne.jp/momono11/d/20110609
       原発廃炉に向けて



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