ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

にっぽん熱中クラブ(仙台一高・水泳部)

2008-10-04 | その他テレビ番組
NHKの地上波は、いまいちなのですが、BSにはお気に入りの番組がいくつかあります。そのひとつが「にっぽん熱中クラブ」です。全国の高校にお邪魔して、ユニークな部活動に熱中しているところを取材しています。取材するのが若手芸人って所もまた、面白いのです。

http://www.nhk.or.jp/bukatsu/

今週放送されたのは「仙台一高」の水泳部。仙台一高は男子校で、毎年東大入学を果たしている地方の一流高校だそうです。校風はバンカラだそうですが、校名からして伝統がありそうだし有名高校なのでしょうね。そんな学校の水泳部では、競泳をやる傍ら男子シンクロに燃えているんです。発表の場は文化祭。

http://www.nhk.or.jp/bukatsu/past/081003.html

夏休みは毎日午前中に競泳の練習。午後はシンクロに励みます。受験勉強のために引退したはずの3年生も午前中はプールの見える部室前で参考書を広げ、午後は後輩たちと一緒に練習します。

部長とは別にいるシンクロチーフが振り付けを考え、豪快なジャンプを多発するシンクロを練習します。ジャンプで目立ちたくて入部したけど身長と体重が大目のためにずっと土台で頑張ってきた新貝君、振り付けが覚えられなくて悔しい思いをした1年生の通称オルマ君、シンクロチーフの佐々木君はシンクロをやりたくて入学したため、遠くに住んでいて新幹線通学をしています。ご両親はそんな息子を支え、熱中振りをほほえましく思っているようでした。

勉強と部活の両立に悩みながらも、夏休みを水泳のために、特にシンクロのために費やす20人の真っ黒に日焼けした若者たちは、青春真っ只中。競泳はたった一人で頑張らなければならない種目ですが、シンクロは20人の部員が力を合わせてひとつのものを作り上げる醍醐味があります。

文化祭当日は、地元の人たちでプールサイドは満員。女子高校生もたくさん来ているみたいでした。まずは彼らはプールサイドをきも可愛いダンスで盛り上げ、プールでは様々なフォーメーションで大の字ジャンプを披露します。そして、毎年3段階で披露していた人間タワーに、今年は4階建てで挑戦。あえなく失敗する彼ら。しかし、再度挑戦して成功。大喝采を浴びます。彼らの笑顔が輝いています。土台の新海君たちは、その間ずっと息を止めて水の下で頑張っているんですけどね。

毎週、全国の高校を訪ねて頑張っている高校生を取材していますが、彼らを見ているとこの国はまだまだ大丈夫を思ってしまいます。今の時代、冷めているのが良しとされがちですが、こんな若者たちがいることでホッとさせてもらっています。


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