ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

にっぽん熱中クラブ(沖縄国際大学・鼓踊(エイサー)楽団)

2009-04-03 | その他テレビ番組
BS2で毎週金曜日の夜10時半からの番組が、新年度から木曜日の夜8時に変更。ゴールデンに登場することになりました。大好きな番組だったのですが、BSってだけでなく、夜遅すぎてイヤだなあと思っていたのですが、好評だったのでしょう、大いに出世ですね。

番組では、全国の高校・大学のユニークなクラブ活動・サークル活動を毎週取り上げています。ナビゲーターとして「スピードワゴン」や「やるせなす」の若手芸人さん(とは、もう言わないのかな?)が出ています。一人があらかじめ体験入部しているんです。これが、高校生でも相当な力量や技術を持っている部員ばかりで、たった1日では取得できないことがはっきり分かります。みんなの好きな芸人さんが来てくれて、「みんな、こんなことやってるの?すごいね」と言ってくれるのが良いのでしょう。もちろん、得意の楽しいトークでしっかりつっこみがあったり、リアクションの良い子がいる場合は、いじったりもしてくれて、これがまた、楽しい。

今回は沖縄の伝統舞踏であるエイサーを、現代的にアレンジして、オリジナルにしているサークルでした。55名の半分は沖縄出身。後の半分は他の地域の出身者です。なにしろ、みんな熱い!

大きい太鼓は7キロもあって、持っているだけでも大変なのに、それをかかえて叩きながら、飛んだり跳ねたりするのです。足を上げ、腰を落とし、廻ったり跳んだりする振り付けは、独特のものです。若くなきゃ、できない。それを、スピードワゴンの井戸田クンが、たった1日で1曲仕上げるという至難の業に挑戦してくれました。汗まみれになってがんばる姿が、とても好感が持てました。しかし、力不足で腰砕けになる場面もあり・・・。いかに激しい舞踏なのか、思い知らされます。

その日のうちに飛行機に乗って帰らなければならない彼に、4年生部員が付きっ切りで教えてくれます。他の部員たちも、大きな公演を控えて、必死で練習している時期です。汗まみれになりながら、きつい踊りを笑顔いっぱいで踊るのがエイサーです。来てくれたお客さんを、楽しませなくちゃならないのです。

井戸田クンの必死の頑張りで、なんとか1曲みんなと合わせて踊りあげました。感動!団長さんに70点といわれて悔しがる井戸田クン。これは「まだまだいイケる」という褒めている70点だったのですが、「自分はエイサーに向いているかもしれないとさえ、思い始めてきた」と、入れ込んだ井戸田クンには、本当に悔しかったらしいのです。そして、まだまだ踊りたいのに帰らねばならない別れで、本当に泣きそうになったとの事。そんなナビゲーター自身の熱中ぶりも、番組の面白さなのですよね。

お酒を断って、公演までの練習に打ち込む部員たちは、ノリの良い現代の若者です。一心に青春をかけていました。明るく、元気。本当は悩みがあるかもしれないのですが、友情に支えられているから、頑張れるのでしょうね。本当に良い仲間たちでした。そういうものは、見ていて伝わるものです。今の若者は・・・と嘆かれることがありますが、この番組を見ていると、「日本の若者は捨てたもんじゃない」と心強く思います。冷めている子ばかりではないのです。

この時間帯になったから、中学生や小学生も見てくれたらよいなあと思います。こんな風に部活に打ち込む生き方もあるんだよって、知ってほしいですね。

時々見ていて、うるうる来ますが、今回もでした。良い番組です。

番組のHPは以下です。
http://www.nhk.or.jp/bukatsu/past/2008.html

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