ももママの心のblog

猫が大好き。有料老人ホームで生活相談員をしています。映画が好きだけど、なかなか見られません。

素敵な宇宙船地球号「高校生レストラン」

2008-04-29 | その他テレビ番組
最近テレビファンになってドラマ以外の番組も見ていますが、お気に入りのひとつはこれ。「素敵な宇宙船地球号」です。

http://www.tv-asahi.co.jp/earth/

最新回(27日)は「本日開店中~高校生レストラン」というタイトルで、三重県立相可高校の食物調理クラブを取り上げていました。いつも楽しく視聴しているのですが、今回は特に「青春物」だったので感動して胸がいっぱいになってしまいました。青春物に弱い私です。今回の番組についてはこちらを・・・

http://www.tv-asahi.co.jp/earth/

さて、相可高校には「食物調理科」があるとのこと。卒業と同時に調理師免許が手に入るので人気の学科とのことですが、免許を持っていても現場で役に立つかどうかはまた別です。調理師学校からこちらの学校の教諭になった担当の先生は、実践的な研修をして、現場ですぐに役に立つことを教えてくれます。ありがたい先生ですね。厳しいけれど熱心な先生の指導の下、生徒たちは本当に頑張っています。そして、地域の人たちに愛され、密接に結びついたレストランを日曜日にオープンしています。
使っている素材は、地域で作られたものばかり。残飯で堆肥をつくり、その堆肥を使ったトマトを納品してもらうなど、エコなんですよね。もちろん、醤油なんかも添加物無し。卒業生(だったかな)が近くでやっている地元の醤油メーカーが無添加の醤油を作ってくれているんです。隣の松阪市から牛肉を仕入れ、真鯛も反対側の隣の尾鷲市から。素材にこだわり、高校生たちが朝早くから仕込みをして自分たちでサービスもするお店は、1時間待ちだったりするんです。安くておいしくて、安心・・・。こんな良いレストランが近くにあったら、家族で行きたいですね。

生徒たちは原価計算やレジ、配膳などのサービスも自分たちでやりますから、すべてが良い勉強になります。まとめやくの部長さんも必死でしたね。3年生が卒業して任されたは良いけど、先生には色々注意されることが多くて・・・。でも、大きな夢~自分のお店を持つこと~に向けて、ひたむきに頑張る姿は美しかったです。

卒業式の後の手作りパーティーで1年生が頑張っている姿も良かったです。失敗ばかりしていた子も味付けを任され、OKがでて、目がきらきらしていました。こんな生きた教育が行われているなら、まだまだ日本も大丈夫。支えていく地域も、健全だなあと感じました。

はっきりとした目標をもって熱心に指導する先生や、高校生にお店をやらせようという県の教育委員会、他の先生たちも理解があるのでしょう。しかし、日本の他の場所でも条件がある程度揃えば、こんなに良い教育がまだまだできるはずです。荒れている教育現場の現状を耳にしますが、若い子達は柔軟です。生かされる場所があれば、生き生きと頑張るのではないでしょうか?食材を仕入れるところ、その食材が作られる現場まで見ながらの食品調理課の勉強は、あるべき姿を示してくれているとも思いました。見ていて気持ちの良い番組で、少々胸が熱くなりました。

最新の画像もっと見る