コーヒーカップ

叔母の家でおやつをする時の楽しみを見つけました。

叔母の食器棚にも沢山のコーヒーカップがあるので、

せっかくなので、いつもはマグカップで飲んでいたのですが、使うことにしました。

いつものように花を添えて、

叔母は、私がこんなことをしても嫌な風ではなく、むしろ興味深げにしています。

自分の分も撮ってと差し出しました。

写真を見せると綺麗だと言ってくれます。

この時使ったカップは、

イギリスのROYAL ALBERTです。

私はこのクロスステッチ柄のカップが気に入りです。

これは大橋陶器のクラシカルな形のカップですが、

叔母はこれを出してきて、

いつもこれを人にもらった時の話をします。

叔母の話はこれによらずいつも同じで、

何十年も前の話を繰り返しします。

もっと良い時代だってあっただろうに、

繰り返されるのは決まって若き日の苦労話ばかりです。

90歳を過ぎた叔母が、

「私には青春がなかった」とよく言いますが、

人の思い出はそこに帰結するものなのでしょうか。

私の青春時代って、、

振り返るに十分な年月は経ちました。