制作を頼まれても、やったことが無い物や難しい物はお断りさせていただいております。
今回のグリップは、記憶では3回、依頼の打診を受けお断り続けた木グリです。
お断りすると、自分の気持ちに何か引っ掛かりが残ります。
なんか、やり残したような気がかりというか、なんと言うか、すっきりしません。
SIG P210-6(マルシン)の木グリはそんなグリップです。
図面があるわけではありませんので、付属のグリップを採寸するわけですが、ガバメントなどと違い測定できない部分も有りますので難しいです。
難しさは、やったことが無い人には、解ってもらえないかもしれません。
最終的には、細かいすり合わせは手作業となります。ちょっと、ガタはありますが私は気にしません。(おいっ!)
ある意味、鉄と木のコラボレイションが「鉄砲」。
それを感じさせてくれる風合いに仕上がりました。
sirokumaさんからいただいたワックスで仕上てみました。
最近、持病の「ジンマシン」が時々ひどくなります。
紙やすりをあて、木を削った粉が私の手に湿疹をつくり、湿疹同士がくっついて、水膨れのようになりました。痛がゆいです。
この仕事をやっているかぎり直りそうにありません。
はっきりとした要因はわからないんですけどね・・・。
話が、脱線しました。(失礼!)
ショップのミスで、在庫の無いココボロがそのまま搭載されていて、注文後に連絡をいただき代わりの品を送るとのこと、代金はそのままでいいちゅうことでした。
はじめて、安い金額で「当たり」のココボロにめぐり合えました。
と言っても、個人的な好みですけど。
他にも・・・
sirokumaさんからいただいた(もらってばかりですみません’’)パッドックっていう材料。
先日紹介した購入したばかりのココボロ。色が薄い。
しかし、とある方に見ていただいたら・・・・
スリットのレイアウトが、実銃のものと異なることをアドバイスしていただいた。
んで、・・・
資料写真とにらめっこして、修正して完成。
これが、最終形!!
これを以前、打診をいただいた方にお譲りすることにしました♪
なんやかんやで、出来のいまいちな試作品が3組。
ヤフオクで、処分するか?
おしまい