S&W Kフレーム用 バナナグリップ 試作品 製作

バナナグリップのマスター型が完成ししたので

レザースキャナーで読み取りました


スキャナーにセットの図



読み込みました


プログラム　シュミレーション



ABS樹脂による試作加工



以前、Kフレーム用のグリップ、フラットボトム・ダイヤカットタイプ

あのグリップは

ホビーフィックス社様からの打診を受け、製作を試みたものです。

本番はまだ先ですが、「Products ZEKE 切削ブログ」にてアナウンスされましたので、ご報告です。

https://productszeke.exblog.jp/29610342/


タナカ用のフラットボトム・ダイヤチェッカーも落札者様から良い感想をいただきました。

私のグリップを手にして頂いた方からの評価・感想、SNSでの宣伝などが、私の制作意欲の源です。

この言葉たちがなければ、メーカーからのコラボの申し出を躊躇していたでしょう。今でも不安はありますけど・・・。

この場を借りて、改めて

感謝です


ありがとうございます


まだこの仕事を初めて一年他っていません。

品質も安定しないこともあります。


少しずつ力を付けていきたいと思います。



モデル工房S

タナカワークス Ｋ－フレーム用 スクウェア フラットボトム ダイヤチェッカー

実銃では 1960 年代までの多くのモデルで見られたオールドタイプのグリップ


ヤフオクに出品されていた画像

とある理由で依頼お受け、こいつを造ることになりました。

とりあえず、造ったことのない形はお受けする前にちゃんと造れるか確認しないと気が済まない「小心者」です。

まずはタナカのプラグリをレーザースキャナーで読み取ります。



それを加工用のキャドに撮り込み外形ラインを2Ｄ化します。

今回はチェッカリングを2Ｄ加工で行うのでＳＴＬデーターはそのまま使いません。



おこした2Ｄデーターから勘合を確認するための試作品を造ります。



私は才能無いのかしら・・・沢山の無駄の山

やっとこっさ、加工用のＩＧＥＳデーター完成



プログラムからのシュミレーション



裏加工開始



タナカの発売とバッティングしたので、造るのをやめようかと思っていましたが、オクのやり取りで出して欲しいとの声をいただき、少量ですが出品します。


もう少しお時間を頂きますが、よろしければタナカ製とは一味違うこのグリップ、ご検討いただければ幸いです。




表加工でＮＣが動いている間に、次のグリップのマスター型をヤスリでシコシコしてます。

出てしまいました・・・涙

K-フレーム用、スクウェア　フラットボトム　ダイヤチェッカー

タナカワークスから出てたんですね





自分用に作ったら、量産はしない方がいいかもね

息抜き

コンバットグリップ　試作品を仕上げました。







メダリオンを丸く曲げて、プライマーを吹いて、クリアーイエローを薄めたものをムラっぽく塗ります。

曲げ用にアクリルで造ったプレス型



丸い凸の頭には35RでカマボコR　合い方は凹の底にRを付けてます

すこ～しだけ、リアル　　　でもないか　パット見は変わらん




P230JP





紫檀材です。

お待たせして申し訳ありません。（待ってる？・・・汗）



ではまた・・・。

コンバットグリップ 完成

ニスを塗り、艶を上げる前にスキャナーで形状を読み取っておく。





今後の量産のためのデーターにします。


完成品です。



木材は、ココボロ

　

スクリュー、ナット、カラーは支給して頂いたものです。どうやら、本物。　

もちろん、メダリオンも本物。表面が丸く湾曲してます！！

この湾曲に合わせ、メダリオンの周りの丸みを合わせました。



バックストラップとのラインも何とか再現。そこから実銃画像のグリップでもピッタリ合ってるのがあまり見受けられないセレイションから上への稜線の流れも

良い感じ








後は、何とか量産していけたらと考えております。

材料の厚みが必要なので、オートのグリップよりも価格は高めになるでしょう・・・。





おしまい