古いもの好きの人間なので、キオスクでバーコードを読まれ、レシートを渡されると違和感を覚える。小銭の手渡し。駅の売店ではこうあってほしいなぁと思ってしまう。
東上線を巡るようになってよかったことの一つに、「昔ながらの」を随所で味わえたことがある。
画像は東上線の終点寄居駅の、秩父鉄道のホームにある売店。品物が窮屈そうに詰まっていて、売り子さんは売店の正面に行かないと見えない。30年、あるいは40年前の時代設定の、映画のセットのような売店だ。
思わず50円差し出して、7枚入りのペンギンの絵が描いてあるガムを買いたくなってしまうのだが、売られているものは当然今の時代の商品なのだった。