Nutshell

PMRCがある限り。

Guessing Game -Lisa Loeb (1992)-

2006年06月29日 01時04分01秒 | 1990-1994


緊急召集、第二日目。

9:00
恐れていた通り、朝っぱらから定時ミーティング。
慣れない時間に出勤すると風景が違って見えます。
現状のトレース進捗報告と、疑義の展開、各自それぞれがある程度システムを理解して来た所で、発生している事象の詳細に関する質疑応答。
解散時点で残り25時間。
会議にて得た情報をこれまで得た情報に加えて各自解析再開。
追跡範囲拡大を加速しているにも関わらず、決定的問題箇所が発見できないまま午前が終了。

そろそろ飽きてきました。

13:00
15分仮眠してから再開。
ちょっと嫌なムードが漂ってきます。
キーボードの打鍵が徐々に荒くなり、加速してます。
同時に、皆、同じ疑念が沸いてきます。
まだ進捗が芳しくないのはまだ我々が知らない何かがあるか、または事象の認識が誤っているのでは?
つか、疑われているこいつはそもそも完全に正常なのでは?
誰かがどっかで嘘ついてやがる・・。

15:00
誰が言い出すでもなく自然と集まりだし、情報交換。
この時点になると、事象を論理的に説明するためには様々な仮説が不可欠になってます。そして皆一致した結論。
こいつは悪くない。
悪いやつは他に居る。
更に、事象の認識も不正確である。

持ち寄った仮説を組み合わせて再構築、その仮説を証明する為の手法を各自持ち帰り検討する。

18:00
本日、第二回目の定時ミーティング。
先にブリーフィングされた事象に関する把握、認識が、必ずしも正確ではない事を確認した後、現状で最も蓋然性が高い解釈を説明。
仮説の域を出ません。
また、複数の偶発的な独立事象の発生を前提としている為、提示される側がこの結論に懐疑的であることは当然です。
が、説明を進めるに連れて解析結果の妥当性に納得。
続いて、解析結果が正しいか否かを確認する方法を提示。
それは我々の指示したシーケンスに従い動作させてみるだけ。
2時間後に解散、別働隊に電話指示がでます。
残り14時間。

22:00
別働隊からの結果報告の電話が入ります。

どうも当たりっぽいです。