つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

ビエンチャンの郊外へ-初めてのラオス(4)

2014-01-11 16:43:38 | 日記

 ビエンチェン郊外のパークグム郡病院を訪問。日本のNPOなどの援助も受けて運営している病院で、オープンエアの診察室が気持ちいい病院だ。ちょうど分娩室では産婦さんが産まれるのを待っていたが、家族も私たちも分娩室の中に入らせてもらえて、とてもゆるくて親切な雰囲気だった。
 その後、病院職員の方の村の自宅を訪問。鶏をさばいて料理し、できあがったお昼をいただく。鶏をさばくのなんて本当に久しぶりに見たが、こちらの方は皆、手慣れたものだ。ラオラオというこちらの名物の米焼酎も賞味した。たくさん動物を飼っている大家族で、赤ちゃんも人なつこい。
 ビエンチャンから車で一時間少しの所でも、幹線道路をはずれると未舗装の赤土の道が続く。雨期にはぬかるんで大変だそうだ。
 帰りに、案内して頂いた日本のNPOのラオス人職員の方の奥様が、我々の共同研究者の旧知の日本人文化人類学者だということがわかって、お宅に寄らせて頂いた。ここも大家族で、すっかりラオスになじんでゆったりと小さな子供を大家族の中で育てながら暮らしていらっしゃった。ラオスの人々の生活をかいま見た一日だったが、人情細やかでのんびりとした暮らしぶりと、近代的な経済発展からまだ遠い不便さの両方がなんとなくわかった。


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