つれづれなるまま(小浜正子ブログ)

カリフォルニアから東京に戻り、「カリフォルニアへたれ日記」を改称しました。

Google eBooks

2011-08-04 01:26:32 | 日記
電子書籍というものをGoogle eBooksで購入した。
英語の専門書をAmazonで注文しようと思って検索していると、Google eBooksのデジタル版があることを発見して、試しに注文したのだ。ペーパーバック版が25ドルのところを、デジタル版だと15ドル。
すぐに内容が全部パソコン画面で見ることができるようになった。こういうのはiPadの方がきれいに見えそうなので、そちらで見てみると、とても鮮明な画面!
タップすれば前後のページに移動し、字の大きさ・画面の設定などを変えたり、目次から読みたいページに飛んだり、全文検索もできて、大変便利だ。Google eBooksは、ダウンロードするのではなく、ネットでつないでその場でアクセスして見るようになっている。去年の暮れからデジタル書籍の販売が始まって、現在数万冊が購入できるといい、専門書もかなり入っている。それ以外に、著作権の切れたもの300万冊が無料で閲覧できるという。これは数年前から始まっていた電子化の成果で、私の分野では、ハーバード大学イェンチン研究所の蔵書が全部電子化されていたはずだ。
Amazonでもかなりの専門書が電子化されていることは以前このブログに書いたが、閲覧用にキンドルを買わなくてはならないので、チャレンジしないでいた。Google eBooksは、とくにそういうものは必要ない。
今回購入した本は、中国語訳を読んでいて、英語版も参照したくて入手したものだ。頭からしっかり読むにはやはり紙の本がよいように思うが、時々参照するには、デジタル版はとてもよい。そうやって読んでいるうちに、時々調べものをするにはiPadが便利ではないかと思いついた。ネット辞書や漢籍電子文献資料庫などのアイコンをiPadのホーム画面に置いてみたが、パソコンよりアクセスが早くて、かなり使い勝手がよさそうだ。
遊び用にと思って入手したiPadだが、予想以上に仕事にも使えそう。
残念なのは、Google eBooksは目下アメリカ国内でしか購入できないことだ。こちらにいる内にせいぜい洋書を買っておくことにしよう(ただし著作権の切れている史料などは日本からもアクセスできる。しばらくアクセスしていないが、以前より大幅に見やすくなっているのではと期待している)。