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ねこやま

徒然備忘録

陽気なギャングが地球を回す / 伊坂幸太郎

2010-12-06 06:42:13 | 伊坂幸太郎
抜粋

市役所で働く成瀬、喫茶店主の響野、20歳の青年久遠、
シングルマザーの雪子たちの正体は銀行強盗。
現金輸送車などの襲撃には「ロマンがない」とうそぶく彼らの手口は、
窓口カウンターまで最小限の変装で近づき「警報装置を使わせず、
金を出させて、逃げる」というシンプルなものだ。
しかしある時、横浜の銀行を襲撃した彼らは、
まんまと4千万円をせしめたものの、
逃走中に他の車と接触事故を起こしてしまう。
しかも、その車には、
同じ日に現金輸送車を襲撃した別の強盗団が乗っていた。

ゴキゲン4人組の正体は、百発百中で成功する銀行強盗だった。
しかし、ちょっとした誤算で売上をトランクに入れたままの
クルマを現金輸送車ジャックに奪われた…。
不況気分をぶっ飛ばすアクション。


























すでに紹介文読んだだけでおもしろそうだという予感。
的中。
おもしろかった。
そう、古本で見かけたら100円じゃなくても買おうかな、というぐらい。
面白い表現が沢山あった。


現実味があるようなないような、
結局すべて入っているような、
それでいて、キャラクター一人一人が濃い。
特に、響野。
会話が上手い。
どことなく誰かに似ている、と思ったのは、アレは、
村上春樹か。
彼の本は一冊しか読んでないのに、似てると言い切るのは、
アレだけど。
なんとなく、村上春樹に似ていると思う。
のはわたしだけかもしれない。
むしろ、両方のファンから、あほう、と言われるかもしれない。
今、流川楓を連想した人、あんたも好きねぇ・・・

全体的にそんなことをふとしたセリフの中から思っていた。
例えばいざ強盗を始める時の合言葉「ロマンはどこだ」
どことなく、雰囲気が。
まぁ、いいんだ、わたしだけそう思っているだけだから。

とにかく、面白かった。
飽きることもなく、響野の無駄話?も面白かった。
あと、あまりにも見事に成功するスリの瞬間て、
まったく描写がないけど、どんな風なんだろうな~。
プロの手口を見てみたい。
あ、ちょっと、スーパーテレビでも見ろってツッコミはいらないよ。
あれは、ところどころナビゲーターのような説明がはいっているから。
ただの映像と音楽みたいな感じで流すなら話は別だけど。
わたしは、カミソリを使うスリを見てみたいなァ。

これは続編があったら読みたい、というのも頷ける。
ということで、続編を貸りに行こう。
どうせないだろうから、予約でもすっかな。



ところで。

これ、映画なってるんだよね~。
佐藤浩市がでてるの。
彼って何の役だろう・・・
やっぱ眉毛太いし、神崎?
それとも響野?


2007.05.29


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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映画は… (hi-lite)
2010-12-06 09:25:33
酷かった(><)
キャステイングは良いのに、どう勘違いすれば、あんな映画になるのか?
不思議です。
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こんばんは~ (ねこやま)
2010-12-06 22:05:48
あはは~
確かに!そりゃ同感です!
この後友達がDVD持ってたので借りたのです。
画とかキャスト、雰囲気はいんですけどね~。
DVD貸してくれた人も正直微妙だよっていいながらだったので
ショックはそれほど大きくはなかった記憶があります。
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