goo blog サービス終了のお知らせ 

ねこやま

徒然備忘録

水底フェスタ / 辻村深月

2013-04-19 17:42:09 | た行作家
抜粋

村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。
突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、
村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。
だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。

辻村深月が描く一生に一度の恋。


























あ、これ恋の話だったんだー。
まぁ、たしかに一目惚れってこういう感じで始まるんだなぁ、と読んでて思ったけど。
あまりにも有名人と恋に落ちるなんて腑に落ちない展開で。
同時に惹かれあうのに裏がありありでなんか怖かった。

村に密かに受け継がれてきた因習。
なんていうか、古い歴史がある村ってそういう逸話があって怖いよなぁ。
閉鎖的な山間部の村。
村長選挙は各有力候補が持ち回り・・・
そんなのが本当にありそうで怖い。

辻村さんの本は何冊か読んだけど、読みやすい。
からかりてみた。
けど、今回のも不発だなぁ~。
独特の雰囲気あるとは思うけど、んー。
湊かなえさんとちょっと雰囲気似てるかな。
どろどろした話書くの上手いなと思う。

これもかれこれ数週間前に読んだので記憶が曖昧だ。
とにかく村の掟に翻弄された少女(もはや少女とはいえないか)と無垢な少年の
心の崩壊がたっぷり詰まっていた。
さすが女流作家だな、と思わせる描写が多々あり、
同姓のいやな部分を見せ付けられたような気がする。

漫画にありそうなお話だった。


2013.04.03


最新の画像もっと見る