一人の老人が殺された。
死因は首の骨を折られていることが直接の原因。
しかし、その老人の死体には拷問のあとがあった・・・
たまたま手が空いていた美人女性検察官岩崎が事件担当になった。
県警との合同捜査という面倒なオマケつきで。
死んだ老人は日弁連の会長候補だったことがわかり、
その線で事件を追っていた岩崎はその裏にひそむ恐るべき真実にぶち当たる・・・・
検察と弁護士をめぐる陰謀 . . . 本文を読む
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盛岡市のホテルで、歴史学者・高村健郎教授の死体が発見された。
東朝新聞盛岡支局の新人記者・法願総一郎は
高村が死の直前に残した「アヒル」というダイイングメッセージを手がかりに
ついに藤原忠衡直筆の古文書に行きあたる・・・・・・・。
古代伝説と暗号解読の興奮に彩られた長編推理小説。
感想。
おもしろかったー!
何がいいかって、、 . . . 本文を読む
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M航ジャンボ機の貨物室から、アルミ合金をとかす特殊細菌があふれだし飛行困難に。
その菌をめぐる国際陰謀の渦のなか、米海軍戦闘機はM航機撃墜にむかい、
航空自衛隊機が緊急発進。
謎のジェット機ナイト・ダンサーをまじえ、息づまる空中戦が展開される。
第37回江戸川乱歩賞の航空サスペンス。
ボーイング747では、細菌が動き出し . . . 本文を読む
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首都テレビ報道局のニュース番組で映像編集を担う遠藤瑶子は、
虚実の狭間を縫うモンタージュを駆使し、刺激的な画面を創りだす。
彼女を待ち受けていたのは、自ら仕掛けた視覚の罠だった!?
事故か、他殺か、1本のビデオから始まる、超一級の「フー&ホワイダニット」。
第43回江戸川乱歩賞受賞の傑作ミステリ。
マリスの除去=悪意の除去
マリスの塊 . . . 本文を読む
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劇団“うさぎの眼”の看板女優が、上演中に控え室で殺害された。
事件と前後して現れた、真犯人の存在をほのめかす謎の美少女。
駆け出しの僕は、彼女と共に事件の真相を追い始める。
彼女に振り回され、時折見せる曖昧な言動に戸惑いながらも、
僕は、その不思議な魅力に次第に惹きつけられていく。
しかし、彼女は、誰にも言えない秘密を隠していた―。
不思議な魅力を持つ彼女が明かした、誰にも . . . 本文を読む
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きらめく夜景を望む高層ビルの1室。
何でも願いを叶えてくれるという
謎の人物〈ハーレクイン〉を訪ねる老若男女。
絡み合った謎が解かれ、明らかになる人々の真実とは?
ファンタジック・ミステリ連作。
報酬は、あなたの「心」。
あなたの気づかぬ「あなた」を探る。
謎の美形心理探偵「ハーレクイン」登場。
彫りの深 . . . 本文を読む
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中学に進んでまもなく、
どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、
季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。
西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、
まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、
何でも自分で決める、ということだった。
喜びも希望も、もちろん幸せも…。
その後のまいの物語「渡りの一日」併録。
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ミステリー史上最凶の殺し屋による完全犯罪!
「思いがけない何か」が起こり、
24時間以内にあなたは必ず死ぬ―
『このミス』編集部が驚愕した話題作です!
“死神”と呼ばれる暗殺者のターゲットになると、
24時間以内に偶然の事故によって殺される―。
特ダネを狙うライター・陣内は、ある組長の死が、
実は“死神”によるものだと聞く。
事故として処理された組長の死を調べるうちに、 . . . 本文を読む
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古代エジプトの秘宝≪ホルスの眼≫という名のメダリオン。
この素晴らしさに心魅かれる男がいた。
その名は怪盗アルセーヌ・ルパン。
彼はそのお宝を頂戴するために、発掘者ボーバン博士に近づくが、
博士の居城≪エイグル城≫で、
ルパンを待ち受けていたのは奇妙な連続殺人事件だった。
暗号文を手に死んだ老婆、財宝を荒らしたボーバン家への、
生霊≪カー≫の復讐を口にする謎のエジプト人、 . . . 本文を読む
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平凡な日常が裂ける―。
突然、愛する妻・絢子が失踪した。
置き手紙ひとつを残して。
理由が分からない。
失業中の迫水は、途切れそうな手がかりをたどり、妻の行方を追う。
彼の前に立ちふさがる、暴力団組員。
妻はどうして、姿を消したのか?
いや、そもそも妻は何者だったのか?
絡み合う糸が、闇の迷宮をかたちづくる。
『烙印』をもとに書き下ろされた、本格ミステリーの最新傑作 . . . 本文を読む
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菅野智己は母が再婚した四年生の頃、当然、
眠りに就くことで猫の身体に乗り移れるという不思議な能力を持った。
身体を借りている猫にジェニイという名前をつけ、巨大なセントバーナード
犬のピーターと友達になった智己が六年生のとき、クラスメイトを含め
三人の女子児童が襲撃されるという事件が発生し、一人が重態に。
昨年秋に、同じく町内で起きた
女子児童誘拐未遂事件の犯人と同一人物の仕業の . . . 本文を読む
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連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、
捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。
異例の昇進をした若手キャリアの課長をめぐり、
警察内に不協和音が漂う一方、マスコミは彼の私生活に関心をよせる。
こうした緊張下で事態は新しい方向へ!幼女殺人や怪しげな宗教の生態、
現代の家族を題材に、人間の内奥の痛切な叫びを、
鮮やかな構成と筆力で描破した本格長編。
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「普通の中学生」がなぜ殺人者になったのか
久藤美也は自分の容姿や頭脳が凡庸なことを嫌悪している。
頭脳は明晰、経済的にも容姿にも恵まれている葛城拓馬だが、
決して奢ることもなく常に冷静で淡々としている。
神原尚彦は両親との縁が薄く、自分の境遇を不公平と感じている。
〈上巻〉第一部ではこの3人の中学生が殺人者になるまでを、
その内面を克明にたどりながら描く。
その3人が同じ . . . 本文を読む
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罪の、意味がわからない。
たった1人の妹を守るために、人を殺した男。
心を焦がす、怒りと憎しみを、「土の冷たさ」だけが鎮めた。
時間が止まった刑務所の10年。自由。希望。命の実感。
そのすべてを奪われ、赦されることもない男がたどる、壮絶な人生。
奇跡を生むのは、炎。
空洞が埋まらない心。
それが欲したのは、「天空の色」。
触れたい、手に入れたい。男は魔力に取り込まれ . . . 本文を読む
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事故で愛妻を喪い、失意の只中にあるうだつの上がらない大学講師の松嶋は、
物故作家の未発表手記を入手する。
絶望を乗り越え、名を上げるために、
物故作家の自殺の真相を究明しようと調査を開始するが、
彼の行く手には得体の知れない悪意が横たわっていた。
二転三転する物語の結末は?
著者渾身の傑作巨篇。
渾身・・・
その言葉 . . . 本文を読む