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検索から、監視が始まる。
漫画週刊誌「モーニング」発の初めての小説!?
花沢健吾氏による連載時の全イラストも楽しめる特別版。
いついっても伊坂氏の本は乏しい図書館。
つまりそれだけ人気があるというわけだ。
そんな折、たまたま見つけた3冊。
とりあえずかりてみた。
最初に手をつけたのがこれ。
実家に忘れてきました。何を?勇気を。 . . . 本文を読む
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私は彼女の事を何も知らなかったのか…?
大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。
お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、
麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。
彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。
茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。
随分前に予約 . . . 本文を読む
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四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂通り、一人の女性徒が姿を消した。
町中では金平糖のおまじないが流行り、
生徒たちは新たな噂に身を震わせていた・・・・・・。
何かが起きていた。
退屈な日常、管理された学校、眠った町。
全てを裁こうとする超越的な力が、今最後の噂を発信した!
新鋭の学園モダンホ . . . 本文を読む
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ぼくの叔父が集団自殺をした。
閉め切ったワゴン車で練炭を使ったのだという。
ところが叔母は
「自殺に見せかけて誰かが殺したんだ」といってきかない。
こうしてぼくは叔母に命じられ叔父の死の
「真相」を探ることになったのだ。
ぼくは遺族として他の自殺者の家族と会ううち、この集団自殺を
以前から追いかけていたジャーナリストがいたことを知り、
そして、ぼくはなにものかに監視されて . . . 本文を読む
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どんな仮面をかぶっても殺意だけは隠せなかった。
21年前、岐阜県美濃加茂地方で、運送会社を経営する一家が襲われた。
社長夫妻は惨殺され、長女は半身不随、長男は大火傷を負う。
まもなく従業員3人が逮捕され、事件は終わったかに見えたが…。
書下ろし傑作犯罪小説。幻冬舎7周年記念特別作品。
良くも悪くも雫井脩介。
おも . . . 本文を読む
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一月のある快晴の朝、小学生の里緒の前に一人の少年が現れた。
何故かレインコートを着ていた少年はフードをとり、
潰れた右目をあらわらにすると、自分には見えるという、
“X雨”のことを話しはじめた―。
15年後、作家になった里緒は記憶に刻まれたこの話しを書き始めた。
そして、物語の結末を完成させるため小学生時代を過ごしたあの街へ出発するのだが…。
日本ホラー小説大賞短編賞受賞 . . . 本文を読む
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「うちの天井裏には天井男が棲みついているんじゃ」
―それは孤独な老婆の妄想なのか?
そして二階には密室の中に死体がひとつ…。
超絶技巧が冴え渡る渾身の書き下ろし。
金持ちの偏屈な老婆の住む家屋には天井裏に男が住んでいる。
玄関別の完璧な二世帯住宅の二階に間借り人を入れ、
三人の奇妙な生活が始まった。
主にこの三人で叙情 . . . 本文を読む
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沖で待つ / 勤労感謝の日
「おまえさ、秘密ある?」
住宅設備機器メーカーに入社して福岡支社に配属された
同期の太っちゃんと女性総合職の私。
深い信頼と友情が育っていく。
そして太っちゃんの死。
太っちゃんとの約束を果たすべく彼の部屋にしのびこむ。
選考委員会で高い評価を得た第134回芥川賞受賞作。(沖で待つ)
仕 . . . 本文を読む
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覚えているだろうか、あの事件を。
1998年12月12日、東京杉並区に住む女性が、
宅配便で届いたシアン化カリウム(青酸カリ)を飲んで自殺した。
送り主は札幌在住の27歳の男性だった。
当初、この事件は2人が「自殺」をキーワードにした
ホームページで接点をもっていたことから、
送り主の男性はインターネットの「匿名性」を利用し、
毒物を販売していた悪質な「ネット犯罪者」とする . . . 本文を読む
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「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」
頭に角の生えた生贄の少年。
鋼鉄の檻で眠る囚われの少女。
2人が運命を変えることを、「霧の城」は許さない。
霧の城が呼んでいる。
時は満ちた、生贄を捧げよと。
何十年かに1人生まれる、小さな角の生えた子。
頭の角は、生贄であることの、まがうことなき「しるし」。
13歳のある日、角は一夜にして伸び、水牛のように姿を現す。
それこ . . . 本文を読む
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京都。
修学旅行でグループ行動をしている、東京から来た七名の中学三年生。
知恩院に向かうバスで、その中の一人の女生徒、
小野寺冬葉が失踪し、消息を絶った―。
二十年後。三十五歳となり、
それぞれの毎日を懸命に生きるグループのメンバーに、
過去の亡霊が甦る。
「わたしを憶えていますか?」
突然、送られてきた冬葉からのメール。
運命に導かれて再会した同級生たち。
彼ら . . . 本文を読む
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―月読。
それは特殊能力者。
人が死ぬ最期の瞬間に心にかけていたことが
虹や岩といったオブジェ、あるいは香りや温度といった
五感に訴える形のものに託されて残る。
残ったもの。
それを月導(ツキシルベ)といい、月導を解読するものが、月読である。
生まれながらに死者の残留思念を読む力を備えていた朔夜一心は、
親元を離れ、一子相伝で力を磨き、
能力者として孤高の道を歩んで . . . 本文を読む
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対人恐怖症のフリーライター、杉山博(32歳)。
NO!と言えないカラオケBOX店員、青柳光一(26歳)。
風俗専門のスカウトマン、栗野健治(23歳)。
文芸コンプレックスの官能小説家、西郷寺敬次郎(52歳)。
専業主婦にして一応AV女優、佐藤良枝(43歳)。
デブ専裏DVD女優のテープリライター、玉木小百合(28歳)。
選りすぐりの負け犬たち、ここに集合。最新爆笑小説。
. . . 本文を読む
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どこかに金貨が埋められている。
桜の木の下だという。
働き盛りの男三人と彼らより一回り年下の女性が手を結んだ。
その金貨が語る膨大な物語とは。
父に勧められて。
うーん。
これは年齢層が高いぞう。
わたしぐらいの年の人が読んでも感慨に耽るにはまだ早い気がする。
みつけたら、あんたにあげるよ
冒頭は、三千枚の金貨を埋めたという男 . . . 本文を読む
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夏休みを迎える終業式の日。
先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。
きい、きい。妙な音が聞こえる。
S君は首を吊って死んでいた。
だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。
一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。
「僕は殺されたんだ」と訴えながら。
僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。
あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。 . . . 本文を読む