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ねこやま

徒然備忘録

犬はどこだ / 米澤穂信

2011-11-24 09:51:38 | 米澤穂信
抜粋 何か自営業を始めようと決めたとき、 最初に思い浮かべたのはお好み焼き屋だった。 しかしお好み焼き屋は支障があって叶わなかった。 そこで調査事務所を開いた。 この事務所“紺屋S&R”が想定している業務内容は、ただ一種類。 犬だ。犬捜しをするのだ。 それなのに、開業した途端舞い込んだ依頼は、 失踪人捜しと古文書の解読。 しかも調査の過程で、このふたつはなぜか微妙にクロスして― . . . 本文を読む

さよなら妖精 / 米澤穂信

2011-11-18 09:59:50 | 米澤穂信
抜粋 一九九一年四月。 雨宿りをするひとりの少女との偶然の出会いが、 謎に満ちた日々への扉を開けた。 遠い国からはるばるおれたちの街にやって来た少女、マーヤ。 彼女と過ごす、謎に満ちた日常。 そして彼女が帰国した後、おれたちの最大の謎解きが始まる。 覗き込んでくる目、カールがかった黒髪、白い首筋、 『哲学的意味がありますか?』、そして紫陽花。 謎を解く鍵は記憶のなかに――。 . . . 本文を読む

インシテミル / 米澤穂信

2011-01-10 16:41:32 | 米澤穂信
抜粋 バイト雑誌を立ち読みしていたビンボー大学生・結城は、 ひとりの少女から声をかけられて……。 この夏、鮮烈なミステリーがはじまる 時給1120百円のアルバイト。 ある者は冗談のつもりで、あるものはその記述が正しいかどうか、 またある者は波乱を期待して応募した。 集まったのは12名。 仕事内容は、ある特殊な条件下で七日間過ごすこと。 . . . 本文を読む

ボトルネック / 米澤穂信

2010-12-06 06:25:08 | 米澤穂信
抜粋 恋人を弔うため東尋坊に来ていた僕は、 強い眩暈に襲われ、そのまま崖下へ落ちてしまった。―はずだった。 ところが、気づけば見慣れた金沢の街中にいる。 不可解な想いを胸に自宅へ戻ると、 存在しないはずの「姉」に出迎えられた。 どうやらここは、「僕の産まれなかった世界」らしい。 懐かしくなんかない。爽やかでもない。 若さとは、かくも冷徹に痛ましい。 ただ美しく清々しい青春など . . . 本文を読む

遠回りする雛 / 米澤穂信

2010-11-08 20:00:41 | 米澤穂信
抜粋 神山高校で噂される怪談話。 放課後の教室に流れる奇妙な校内放送。 摩耶花が作ったチョコの消失事件−。 「省エネ少年」折木奉太郎たち古典部のメンバーが遭遇する数々の謎。 入部直後から春休みまでの1年間を描いた短編集。 このシリーズ、図書館にあったのがシリーズ三巻からしかなく、 シリーズとしらず手に取るなどいつものわたしらしくないけれ . . . 本文を読む

儚い羊たちの祝宴 / 米澤穂信

2010-11-02 06:43:08 | 米澤穂信
抜粋 ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。 中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、 ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、 短編の華であり至芸でもある。 本書は、更にその上をいく、 「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。 古今東西、短編集は数あれど、 収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。 どうぞ、最初から順番に一ページずつ読んでください。 . . . 本文を読む

春期限定いちごタルト事件 / 米澤穂信

2010-10-24 22:59:39 | 米澤穂信
抜粋 小鳩君と小佐内さんは、恋愛関係にも依存関係にもないが 互恵関係にある高校1年生。 きょうも2人は手に手を取って清く慎ましい小市民を目指す。 それなのに、2人の前には頻繁に謎が現れる。 名探偵面などして目立ちたくないのに、 なぜか謎を解く必要に駆られてしまう小鳩君は、 果たしてあの小市民の星をつかみとることができるのか?  新鋭が放つライトな探偵物語、文庫書き下ろし。 . . . 本文を読む

夏期限定トロピカルパフェ事件 / 米澤穂信

2010-10-23 22:50:57 | 米澤穂信
抜粋 小市民たるもの、日々を平穏に過ごす生活態度を獲得せんと希求し、 それを妨げる事々に対しては断固として回避の立場を取るべし。 賢しらに名探偵を気取るなどもってのほか。 諦念と儀礼的無関心を心の中で育んで、 そしていつか掴むんだ、あの小市民の星を!  そんな高校2年生・小鳩君の、この夏の運命を左右するのは 〈小佐内スイーツセレクション・夏〉!?  待望のシリーズ第2弾。 . . . 本文を読む

秋期限定栗きんとん事件 上・下 / 米澤穂信

2010-10-23 22:09:56 | 米澤穂信
抜粋 あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、 ぼくの幸せな高校生活は始まった。 学校中を二人で巡った文化祭。 夜風がちょっと寒かったクリスマス。 お正月には揃って初詣。 ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、 実際、まるで思っていなかったのだ。 ――それなのに、小鳩君は機会があれば 彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい……シリーズ第3弾。 . . . 本文を読む

追想五断章 / 米沢穂信

2010-10-23 18:13:52 | 米澤穂信
抜粋 古書店アルバイトの大学生・菅生芳光は、 報酬に惹かれてある依頼を請け負う。 依頼人・北里可南子は、亡くなった父が生前に書いた、 結末の伏せられた五つの小説を探していた。 調査を続けるうち芳光は、未解決のままに終わった事件 “アントワープの銃声”の存在を知る。 二十二年前のその夜何があったのか? 幾重にも隠された真相は? 米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く最新長 . . . 本文を読む