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夢を映像として記録し、デジタル化した「夢札」。
夢を解析する「夢判断」を職業とする浩章は、
亡くなったはずの女の影に悩まされていた。
予知夢を見る女、結衣子。
俺は幽霊を見ているのだろうか?
そんな折、浩章のもとに奇妙な依頼が舞い込む。
各地の小学校で頻発する、集団白昼夢。
「何かが教室に侵入してきた」。
狂乱に陥った子どもたちの「夢札」を視た浩章は、
そこにある符号を . . . 本文を読む
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変わりゆく日々に少女が見たのは、時を超えた約束と思い。
懐かしさと切なさの魔法がきらめく感動長編。
穏やかで知的で、権力への志向を持たずにひっそり生きる人々。
不思議な能力を持ち、それぞれの道を歩む常野一族を描くファンタジー。
隣の家の身体の弱い少女の話し相手になる。
時代は二次大戦初期の頃かな?
峰子という少女の書いた日記で物語 . . . 本文を読む
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あの夏の日、少女たちは川のほとりにある「船着場のある家」で合宿を始めた。
夏の終わりの演劇祭に向けて、舞台背景の絵を仕上げるために。
それは、楽しく充実した高校生活の最高の思い出になるはずだった。
ひとりの美しい少年の言葉が、
この世界のすべてを灰色に変えるまでは・・・・・・・・・。
そして、運命の歯車は回り始めた。
あの遠い夏の日と同じように―。
. . . 本文を読む
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あの夏、青沢家で催された米寿を祝う席で、 十七人が毒殺された。
ある男の遺書によって、一応の解決をみたはずの事件。
町の記憶の底に埋もれた大量殺人事件が、年月を経てさまざまな視点から再構成される。
遠い夏、白い百日紅の記憶。死の使いは、静かに街を滅ぼした。
知らなければならない。あの詩の意味を。あの夏のすべてを。
あなたは、 . . . 本文を読む
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あたしは主人公にはなれない―。
関根夏はそう思っていた。
だが半年前の卒業式、夏はテニス部の先輩・志田から、秘密の使命を授かった。
高校で代々語り継がれる“サヨコ”伝説に関わる使命を…。
少女の一瞬のときめきを描く『六番目の小夜子』の番外篇(表題作)、
『夜のピクニック』の前日譚「ピクニックの準備」など全10話。
恩田ワールドの魅力を凝縮したあまりにも贅沢な短篇玉手箱。
. . . 本文を読む
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山奥のクラシックなホテルで、毎秋開かれる豪華なパーティ。
その年、不吉な前兆とともに、次々と変死事件が起こった。
果たして犯人は・・・。
巧妙な仕掛けで読者に挑戦する渾身の一作。
この殺人事件は真実か幻か?!
はい。わたしの大好きな恩田陸。
今回もまー不思議世界。恩田ワールド。
>この殺人事 . . . 本文を読む
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四つの高校が居並ぶ、東北のある町で奇妙な噂が広がった。
「地歴研」のメンバーは、その出所を追跡調査する。
やがて噂通り、一人の女性徒が姿を消した。
町中では金平糖のおまじないが流行り、
生徒たちは新たな噂に身を震わせていた・・・・・・。
何かが起きていた。
退屈な日常、管理された学校、眠った町。
全てを裁こうとする超越的な力が、今最後の噂を発信した!
新鋭の学園モダンホ . . . 本文を読む
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「まだそっち側に行ってはいけない。
そっち側に行ったら、二度と引き返せない。」
幼い時から舞台に立ち、
多大な人気と評価を手にしている若きベテラン・東響子は、
奇妙な焦りと予感に揺れていた。
伝説の映画プロデューサー・芹澤泰次郎が芝居を手がける、
近々大々的なオーディションが行われるらしい。
そんな噂を耳にしたからだった。
同じ頃、
旗揚げもしていない無名の学 . . . 本文を読む
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「常野物語」の最新作、早くも登場!
「裏返さ」なければ「裏返される??
正体不明の「あれ」と戦い続けてきた拝島親子。
だが母が倒れ、残るは一族最強の力を持つ娘だけに。
息もつかせぬ展開の果てに、驚愕の真相が明らかに!
最後のプレイヤーとなった娘が誘い込まれたのは、罠と嘘の迷宮だった。
「常野物語」最新長編。
だからアレって何?
って思 . . . 本文を読む
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ミステリーとファンタジー、東洋と西洋の融合した架空の世界。
しかも初の上下巻、1600枚の大著!
物語の舞台は、アナザー・ヒル。
そこは英国による植民地支配後、
日本の文化が移入した歴史をもつ極東の島国V.ファーの聖地で、
死者たちが現世に実体ある存在として還ってくるというのだ。
そして、死者たちがやって来る「ヒガン」という祝祭の期間、
V.ファーの国民は、
彼らを『 . . . 本文を読む
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一組の男女が迎えた最後の夜。
明らかにされなければならない、ある男の死。
それはすべて、あの旅から始まった――。
運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界。
感想
一枚の写真をめぐる一夜の物語。
ただならぬ雰囲気で、男女が交互に語りだす。
そのどれもが過去を振り返った話。
現在は、常に緊張感が漂う。
明日の . . . 本文を読む
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虚実の狭間を、流れる意識のごとく縦横に語る代表作他、
ホラー、ミステリ、SF、ショートショート等々、
恩田陸のあらゆる魅力がたっぷり詰まった、物語の万華鏡。
この一冊で恩田陸の作品世界が一周できる!入門書としても最適。
物語の世界へ、ようこそ!
怖い思いをしたい人、
冴えた謎解きを味わいたい人、
じんわり感動したい人、
全てのリクエストに応えます!
『図書館の海 . . . 本文を読む
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瀟洒なホテルの中庭。
こぢんまりとしたパーティの席上で、
気鋭の脚本家が不可解な死を遂げた。
周りにいたのは、次の芝居のヒロイン候補たち。
自殺?それとも他殺?
芝居とミステリが融合した、謎が謎を呼ぶ物語のロンド。
もう4日ぐらい前に読み終えたのでその感動は薄い。
これは難しい。
一言で難しい話。
入り組んでいて話がこ . . . 本文を読む
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失踪した男は遠く離れた場所で殺されていた。
塔と水路の町にある「水無月橋」。
霜の降りるような寒い朝、殺人事件が起こる。
バス停に捨てられていた地図に残された赤い矢印は……?
恩田陸待望の新刊。
待望の・・・"長篇"新刊!!!!
実は手に入れたのは今月の中旬頃で、貸し出し期日を3日程延滞
してしまったという不名誉な事 . . . 本文を読む
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『月の裏側』の塚崎多聞、再登場!
詩情と旅情あふれる、恩田陸版「怖い話」。
夜行列車の窓に映る顔は、デスマスク。
音楽ディレクター塚崎多聞のフランス人の妻ジャンヌが突然、
里帰りし、そのまま音信不通になって、
そろそろ一年になろうとしていた。
多聞はジャンヌの実家を訪ねたが妻はおらず、
家族は「いまヨーロッパ中を旅していて連絡が取れない」という。
多聞は途方にくれ、奇妙 . . . 本文を読む